ヤマハの2st250ccバイク。レーサーレプリカブームの初期の頃に出たバイクで発売当時は凄い人気でした。弱点が有るけど軽快でバランスの良い楽しいバイクです。エンジンは、R1-Z、TDRにもベースとして搭載されています。


前回紹介しているR1-Zと共通部品が多く(エンジン)、チャンバーも条件有りで使い回せる。



現在の仕様

基本的に中古をレストアして新車状態にするのが目標だったので必要な部分以外は純正部品の新品を使っています。



エンジン

クランクは新品、ピストンは1サイズアップのPROX新品、シリンダーはボーリングしてポート修正とYPVSと排気通路の加工。ピストンピンはRZVの軽量タイプ。WPC加工。クランクケースは掃気部分を少し加工。この頃のシリンダーは出来が良い場合が多い。


キャブレター

ノーマルのTM28でエアークリーナーエレメントだけ変更。オイルは分離仕様のまま。


当時は2st用では珍しいCRキャブのキットも売っていた。これを付けている車両に乗らせて貰ったけどトルクがドンと出るし高回転も伸びて面白かったです。


リードバルブ

ボイセンの2枚タイプでリードブロック部分を改良。


クラッチ

バーネットのケブラークラッチプレートと強化スプリングでCMPのアルミプレートと組み合わせています。R1-Zと同じ仕様。


ローター

外周を削って軽量化


新車ノーマルと言いつつ弄っている気がする。R1-Zでやっている事とほぼ同じ。


ラジエター

水温が上がるトラブルが起きた時に1988年式NSR250Rのフラットタイプのラジエターをステー部分を少し加工して装着。割と簡単に付くしカウルに干渉しなくて違和感無い。結局、水温センサーの問題でしたがそのまま付けています。


チャンバー

R1-Zと少し取り付け部分が違うけど使えるので色々付けて比較しました。SPチャンバーが良かったので、それをベースにステンレスで作成。


ノーマルも良いのですが、TZRの方だと重さを感じる。R1-Zに付けた場合は重さを感じない。多分車体の重さとハンドリングの軽快性の違いだと思う。


フロントフォーク

ノーマルですが、アクスルシャフトだけクロモリ製に変更。初期型TZRの弱点で高速コーナーでギャップに乗るとアクスルが弱くて振られるので、その対策ですが、普通に走る分には必要無いので、俺も必要無かった。


リヤショック

ノーマルの状態が悪かったので、手持ちのオーリンズをTZRに合わせて仕様変更。油圧プリロードアジャスター付き。オーリンズにデータが有ったので、後から仕様変更しなくても済んだ。



ブレーキ

これもノーマルの状態が悪過ぎたので変更。ディスクはサンスターのステンレス、マスターシリンダーはブレンボラジアル16とレバーを変更。キャリパーはヤマハ純正ブレンボ。この組み合わせはバランスが良いです。スロットルホルダーがスイッチ一体型でしたが、ホルダーをR1-Zの物に変更。ハイスロ過ぎなくて丁度良い。スイッチはOW01の物を改造して装着。



ホイール

塗装が劣化して汚かったので、サンドブラストして艶消し黒のハードアルマイトにしました。この色にした理由は、下地が綺麗にならなかったので濃い色にしないと荒れが目立つから。塗装より強くて良いです。


カウル

ノーマルです。タイラレーシングのFRPカウルセットが新品で有るけど使わない気がする。逆にカウルレス仕様にしたいぐらい。


メーター

タコメーターはSTACKのステッピングモータータイプに変更。


タンク

これも弱点。タンク下部の溶接部分から漏れて来た。溶接して補修しないと使えない。予備の中古2XTタンクと新品タンクが有る。


ステップ

OXの物でチャンバー取り付け用のブッシュ付き。



トラブル

トラブルは何回か有りました。水温センサーの故障。センサーとサーモスタットを交換。イグニッションコイル部分の接触不良。コードを少し短く切って接続し直し。ドライブシャフト部分のオイルシール劣化。シールを壊して外し交換用のクリップで固定するタイプにすれば外から入る。


このバイクに関しては新車当時の楽しさを再現したかった。峠で走るとタイヤが細くて軽快ですし深く寝かさなくても曲げやすい。