2018ファッショングランプリコンテストにて、2位を受賞しました。
モデルのまどかさんとタッグを組んで4年目に突入。
「このコンテストは、今年で最後にしよう」と決めての製作でした。
学生時代に2回。フリーで8回挑んだ大会。
色んな思いがあって「これがもう最後」と思ってやりました。
「MiriMiri」が今年のテーマ。ハワイ語で「最愛の」を意味すると。
いつもとはテイストを変えていきました。
お世話になっている先生にもデザイン画を見て頂き、実際に布を見る機会も設けて頂きました。
和装の花嫁衣装と、純白のウエディングドレスを掛け合わせようと決めました。
パターンに今回は苦しめられましたが、毎度の事ながらミューズは私の心をいつも溶かして下さいます。
出遅れた分を少しでも取り戻す為にと、脳内でのイメージは練り続けていました。
布を一緒に見に行った時は、「いつも綺麗にまとめようとする癖がある。もっと遊び心も取り入れよう」
と、アドバイス下さり。
全体を白にまとめようとしていた私に「それじゃ面白みが無くなる!」と、オレンジのレースをみつけて下さいました。
ハワイの夕日をイメージした羽織。
ドレスの裏地はブルーで海を表現。
そして、ドレスの後ろにはライフワークになりつつある、つまみ細工でプルメリアやハイビスカスを咲かせる。
何度も何度も頭でイメージしたのに。
作業を進めるたびに「違う」「もっとこうしたい」と思い。
結局「最後にいい物を残せなかったらどうしよう」と、自分にかけた枷が重く、重く、のしかかり。
作れない日々が。
泣きながら友人に電話もしました。
ミシンも創作も全て捨て去って、一時の感情だとしても逃げ出したい。
逃げ出したいだけの女をただ受け止めてくれる所に逃げたい。
そんな女になりたくないから必死に取り繕う様をどうか誰か見抜いて
見抜いてそれでも、創れと言って。
ずっとずっと苦しい。
産む事がとても苦しい。
そう言ったら
「本当に捨てたいなら、もう捨ててるでしょう?」
と言われた。
その通りだ。
捨てられないから苦しくて辛い。
結局最終的には
「創り続けたい」
と言って、又泣いた。
「辛いとめいこちゃんが言っても、やめろなんて、めいこちゃんの周りは言わないでしょう。
無理をするな。休んだら良い。とは言うけど、やめろという人間は居ない。
だから、そういう事なんだよ。
頑張って欲しいけど、頑張れなんて気安く言えないんだよ。
だって頑張ってるんだもん」
皆、見抜いてくれてる。
それでも辞めろと言わないで、応援してくれてる。
私は最初から、欲しいもの全部貰っている。
恐怖で進めない私の背中を押してくれた。
私は本当に、全ての友人に感謝をしている。
又、前に。
そして花を作り続けました。
貴女に捧げる花。
貴方を思って作る花。
私たちの未来を思って作る花。
大輪の華を。
華を咲かせている間、歓喜の涙が出るとは思わなかったです。
初めての感情を、今回何度も何度も味わいました。
当日、朝から緊張で吐き気。
小さく震えながらも、友人達が側に居てくれて、ヘアメイクも着付けも上手く出来ました。
ウォーキングはまどかさんに全てをまかせています。
軽く打ち合わせをして、本番。
毎年の事だけど、そこには誰よりも美しい私のミューズが居ました。
審査のとき。
まどかさんが握ってくれる手が、いつもより強く。熱く。
その強さに涙が込み上げました。
最後の二人まで残った時、顔を見合わせました。
初めて、初めて、堂々と彼女の手を引いて、壇上までエスコート出来た。
その後はずっと泣いていましたが、二人とも、ようやく納得のいく賞を取れました。
大輪の華を咲かせ、最愛の人への思いを形にしたドレス。
去年よりも強く、私自身を投影しながら作りました。
愛だけを込めて作ったドレスです。
結婚願望がない私が、彼との未来を思って作って。
そこには幸せしかない。
そして、それを魅せてくれたのは誰でもない、まどかさんです。
数多くの友人達に、心からの感謝を。
支えてくれて、応援してくれて、本当にありがとう。
photo、山田直行様
そして、最愛のミューズ。
幕引きは、貴方とともに。
そして、次の幕開けも貴方とともに。
多くの経験を、思いを頂きましたコンテストに、
心からの、ありがとうございました。










