351で書いた佐野病院の分娩取りやめで



 お産を見守るうえでの
 医師・助産師・看護師の垣根を超えることが
 できなかったのだと思います



って書いたけど
垣根やしきいを超えるというより



垣根を低くすることができなかった
ってほうが、近いかな



職種間の意識の違いはあるのが普通
でも、その違いを批判するんでなく
違いは違いとして認めたうえで
垣根ごと受けれいられることが
できればといいだけど・・・



受け入れられると
低くなるんだけど・・・



逆に、お互いの垣根を
あえて高くしようとしていること
よく見聞きするんで



これも子宮的なあり方だよね



昨日、神戸の佐野病院のこと書きました



そこを目指してきた施設にとっては
先行きが不安になることでしょう



もちろん、佐野病院のスタッフたちも



でも



あるものからやってゆく
あるものでやってゆく
あるもをつなげてゆく



それでいいのです



ひとりひとりに
丁寧にかかわってゆく

それさえできていれば

そこで産もうという人も
そこで働きたいという人も



集まってきてくれる
と、僕は信じています

そういう施設は
働く者にとっても優しいと
思うからです



今日からまた北海道に来ています



さて、昨今、産科医不足・産科崩壊の福音や解決策として
メディア等で取り上げられている院内助産ですが



その象徴として全国から注目を集めていた
神戸の佐野病院が9月末で分娩をとりやめることになり
現在お産を控えて通っている140人の妊婦さんは
他施設でお産をしなくてはならなくなりました



日本初の助産科として施設も改築
病院として年間500~600件の出産に対応してきましたが
お産を見守るうえでの
医師・助産師・看護師の垣根を超えることが
できなかったのだと思います
(参考:1 診療所になぜ助産師が集まらないのか? 
     2 院内助産の難しさについて



助産科のオープニングスタッフが辞職し
第2世代にバトンタッチされた時に書かれたときの
報告書を去年の10月に読んだとき
お産をとりまくスタッフ間の亀裂
関係性が壊れてきているのを感じ
いずれこの日が来ると思っていました



形もそうだけど
そこにいる一人一人の意識がもっと大切
もっとゆるくいけるといいんだけどね・・・



以下、10日の神戸新聞の記事を掲載します













“安心なお産”の光消える 神戸の佐野病院 



 「自然なお産」を目指し院内助産科を全国で初めて導入するなど、先駆的な取り組みで知られる佐野病院(神戸市垂水区清水が丘)が、9月末で分娩(ぶんべん)の取り扱いを中止することが分かった。深刻な産科医不足が原因。同病院で来月以降、出産を控えていた妊婦約140人については、順次近隣の医療機関を紹介している。(武藤邦生)





 同病院は、年間500~600件の出産に対応してきた。1997年に設けた院内助産科は「助産所のような家庭的な雰囲気のお産」をうたい文句に、助産師の付き添いの下、通常の分娩台にこだわらないお産を模索した。万が一の緊急時には、すぐに医師の診察が受けられる安心感もあり、全国的に注目された。



 この取り組みも医師のバックアップが前提となるため終了する。婦人科の診察は継続する。



 同病院によると今年4月、産科の常勤医1人が体調不良で退職。別の常勤医も、体調を崩し今月末で退職することになった。最大時は5人いた医師が来月以降、非常勤を含めても3人になるが、新たな医師の確保のめどが立たず、分娩業務は困難と判断した。



 産科医の不足は郡部などを中心に、全国的な問題。兵庫県によると、県内で分娩できる病院、診療所は今年7月現在、120施設で、2年前に比べ12減。神戸市内では2カ所減り、31施設。



 佐野寧(やすし)院長は「苦渋の思いだが、今後の態勢では、当院が目指してきた『安心なお産』の継続が難しい。急な事態だが、出産を控えた妊婦には、できる限りフォローしたい」としている。



(9/10 14:23)