先日、大阪でスキーバスの事故がありましたが、運転手はその前日にも
長野県白馬村と大阪の往復業務をこなしていたそうです。
過密な勤務の疲労が事故につながったと見て、運輸局はバス会社に対し、
営業停止や車両使用停止などの行政処分を検討するというニュースが流れました。



 乗客の命を預かるドライバーですから、それは常識的な判断だと思います。
でも、医師に対してその常識はあてはまらないのでしょうか?



 地域の病院に1人で派遣され、それこそ年中24時間拘束されている医師が、
仮に医療事故を起こしてしまった場合、責任はその医師に集中してしまいます。

それまでの善意や誠意もむくわれず、刑事訴追される時代となってしまいました。
産科医が現場から離れていく理由は決して少子化でニーズが減ったからでは
ありません。

福島県の大野事件、彼の場合は医療ミスではないと私は考えています。
そして、このケースのあとでも、多くの産科医が1人で地域に残されてそれこそ
命がけで地域のお産を守っているのです。命の場を見守るものが、安心して、
誠意と意欲をもって仕事を続けてゆける環境を守られていない。
やっぱりそれはおかしなこと、産科崩壊は起こるべくして起こってきているのです。