日本から戻る時に、海外に暮らす人への お土産、悩みます。
相手が日本のバックグラウンドのある人か、そうでない人かによっても違ってくるし...。
海外在住者が、日本に一時帰国する時に(自分用に)購入する物として有名なのは、
⚫︎お菓子
⚫︎(サラン)ラップ
類に漏れず、私も日本滞在中に 小さいラップを5つ買ってきました。大活躍です。
お菓子のお土産は、相手があまり食材に敏感ではない場合、と書いておきますが…。
例えば、日本のスーパーで売っているようなお菓子でも喜ばれます。
特に具体的に商品名を言ってしまうと、“プリッツ”、“とんがりコーン”、“ポテコ”、が大好評!
塩系で、形にオリジナリティがある、という点が選ばれる理由なのかも?
プリッツに関しては、世界中で親しみある味の、プレッツェルだし、オーストラリアでは、3種とも日本食材屋さんで販売されており、長く現地でも愛されているのは確かです。
が、本当に高額なのです(小分けの8〜9袋入りプリッツで、1000円ぐらいします)。
逆に避けるお菓子といえば、チョコの入ったもの。
“日本からのチョコレート土産は喜ばれます!”という記事もありますが…現地人の本心は、
『まあ、こんなものか』です。
✳︎現地の人だって、わざわざ持ってきてくれたお土産に 嫌な顔する訳ないのです…。
ただし、ポッキーやキットカットのように、現地でも販売されている商品の珍しい味などは、アリです!
というのも、海外の多くの国(オーストラリアも含めて)では、チョコレートは驚くほど愛されていて、オーストラリアでいうと、たとえスーパーの売り場でも、自国産だけでなくヨーロッパからの輸入品も多く、日本で売られている何十倍もの商品量が並ぶから。
各々のこだわりも強く、避けた方が無難かなぁ、という感覚です。
ちなみに、
お煎餅は、在住日本人には喜ばれるけれど、現地の人には不評…理由は、
固くて食べづらい。
私は、胡麻がたっぷりの“胡麻煎餅”と“豆おかき”を、自分用に、買って帰りますが。
スーパー以外だったら、どこで買う?と思うと、私のような海外在住者には“夢のような空間”なのが、
『アコメヤ』『カルディ』『久世福商店』のような、食材屋さん。
小分けで、日持ちする、少しスペシャルな感じの食材たちが並び、本屋さんぐらい何時間も滞在してしまう…。
オーストラリア帰国後は購入品をすぐに開封できず、しばらくの間ニヤニヤしながら楽しみます。
ただ、
最初にも書きました “相手があまり食材に敏感ではない場合” が、曲者。
オーストラリアも含み多くの国では、化学調味料に拒否反応する人が、とても多いからです。
化学調味料の完全抜きの人口比率は、おそらく日本と比べ物にならないほどに高く、完全とはいかずとも極力避ける傾向があります。
アジア食品店の商品、ほぼ食べられません…し、実際には、お菓子や食材は、お土産として万能ではないのです。
そこで
Tシャツ!です
なぜか変な日本語、文章の服を着ている外国人、いますよね。
Tシャツは、とにかく便利。
オーストラリアでは、何かあれば、すぐプリントTシャツ作ります。
毎年、バレエスクールでは作るし、学校でも作るし、ちょっと大きいイベントやパーティでは配られる。
パジャマにしたり、普段着にしたり、大人も子供も大喜び。
昔からある『I ❤️ Japan』でも、ユニクロの土地の名前シリーズでも。
あとは、
ものづくり日本、自慢の(愛用の)道具も。
写真は、もともと愛用品の無印良品のマッシャーですが、プレゼントしてもらい、嬉しかった〜古いのは捨てました。
オークスの指先トングは、先日オーストラリアでも販売されているのを発見!値段は3倍以上でした。
ガーデニング用品や日曜大具道具なども、ちょっとステキな日本製品は海外で大人気です。
日本の伝統的なお土産は、よほど相手を知っている以外の場合は、送りません…送るとしても実用的な、消耗品。
例えば、日本画や和模様のキッチンタオルや扇子。
本当に近い人で、日本の物を送りたいスペシャルな時は
工芸ガラスのコップ、甚平、羽織として使えそうな浴衣、です。
結論、配る用にはーー小さいラップか化学調味料無し食品。
少し大きめな お土産にはーー日本語Tシャツか、ステキ道具。
仲良し、相手が喜びそうならーー伝統的なお土産。
あーーー、早く日本行きたーい。