私が海外/オーストラリアに興味が湧く(いた)数ある理由の一つに、
『女らしく』を言われない場所に行きたい、という期待があると思います。
小学生の頃、男友達と木登りをしていると、
両親に『もっと女の子らしい遊びすれば?』と言われた時の、大きい違和感。
スカートでも気にせず木登りをする女の子を頭に浮かべれば、
社会には性的趣向が危険な存在もあり、気を付けなければいけない状況があるのは、
今なら分かる。
逃げる体力はさして変わらない小学生、上半身裸の男の子の危険度合も さして変わらないとは思うけれど。
10代になり生理が始まって、今まで同じように遊んでいた男の子達と違う扱いを、公然とされ始める。
普段頑張っても、毎月一定の期間はスポーツや勉強に弊害が出て、どうしようもない不公平に気付かされる。
女性らしい、と言われるテレビのアナウンサーのような服を毛嫌いし、個性的な服装を好むようになった。
爪の色をピンクに出来るようになったのは、だいぶ後の話。
自分の考えを臆せず言えるようになってから、それまで避けていた清楚なスカートや、シャツにネクタイのマニッシュな服も、その日の自分の気分に従って、素直に着られるようになった。
絶対的な正義は この世の中には無い、と思うから、
肌感覚として、
攻撃性が強くなりそうなので他人には滅多に言わないけれど、
褒めるにも、諌めるにも
『女の子らしく』という言葉に反発心を持っている。
女は女だけれど『女の子らしく』の概念は人による。
女を使うのやめれば良いのに、と言う人がいるけれど
女が女でいることを、使う、と表現するのは何だ。
女を使わないとは、男みたいに振る舞えってこと。。。?
あーー、こういうのが、日本にいると『うざい人』と思われるのか。
ピンクの服を揃えたり、青い車のおもちゃで遊ばせたり。
大人の植え付けに子供たちは気付いても、やがて大人になると忘れるのかな。
女の子らしくって何か。