古代ローマからサステナビリティ未来へ ウィーリービンの話 | オーストラリア暮らしログ

オーストラリア暮らしログ

2011年にオーストラリアへ移住。旦那さん、娘と3人暮らし。嘘、偽りのない、オーストラリア暮らしの日々を書きます。MDSというレア疾患持ち。

 

『ゴミは人間そのものを表している、 誰にも見られないから本当の姿が出る』

byゴミ清掃員・滝沢秀一

 

 

オーストラリアでの家庭ゴミの分別は、“一般ゴミ、リサイクルゴミ、ガーデン” の3種類。

それぞれ“wheelie bin (ウィーリービン)” と呼ばれる 車輪付き、蓋付きの箱に入れて、収集してもらう。 サイズは3種類あるが一般的に見かけるのは、高さ1メートルの240L。

 

 

決まった場所に出せば回収される日本と違い、オーストラリアでは都市政に申請が必要。 支払いは、3ヶ月に1度 徴収される都市税に含まれていて、ウィーリービンの支給はされるが、一般ゴミのウィーリービンを2個以上必要であれば、2個目から有料、蓋の色は赤ではなく緑となるので注意。

 

“一般ゴミ” 

赤(緑) 色の蓋。

ガラスやソフトビニール袋を含む一般ゴミ用。

(建築材料、薬品、車両部品、バッテリー、は厳禁)

“リサイクルゴミ”

黄色い蓋。 

ペットボトル、段ボール、アルミ缶、スチール缶、ガラス瓶。

“ガーデン”

黄緑色の蓋。 

枝や葉っぱ、食べ物。 コンポスト(堆肥) にする。

 

リサイクルできるかどうかは、商品のパッケージに印刷されているが、分からなければ確認には市政のアプリがある。 このアプリは、出せないゴミ (バッテリー等) の回収場所や、古着、粗大ゴミの収集場所も分かる。 リサイクルゴミは2週ごとの回収で忘れやすい事を考慮して、収集日のカレンダーつきなので、自分の住む地域のごみ収集日を調べるのに、とても便利。 

 

 

このウィーリービン、元のアイデアは古代ローマ時代に使われていた車輪付きの箱。 実際に、木製のウィーリービンが、考古学者によってポンペイで発掘されている。 

その後イギリスの産業革命後に、鉄製ウィーリービンが登場。 日本と同じように道をゆっくり走る収集車に清掃員が乗り、手作業でゴミの回収。

 

“重い、錆びる、うるさい” の鉄製から、ようやくプラスチック製に改良されたのは1990年代、割と最近。 

 

 

プラスチックで軽量化されてから、現在では、ゴミ収集車にはドライバーは、1人!!

 

車からロボットのアームが伸びて、ウィーリービンをつかみ、持ち上げ、傾けて、ゴミを車に回収する。

なので、ウィーリービンの蓋の色の違いは必須。

 

 

 

 

住宅の密集地や、狭い道でも切り返しながら運転する技術、見かける度に感嘆する。

収集場所の衛生的にも(蓋付きで、動物も来ない)、労働環境的にも、コスト面にも素晴らしい。

 

ウィーリービンは、中が見えないので、個人のモラルにかかってくる、このシステム。 現在では83%が正しく捨てられていると、州政府から発表があった (前回の調べよりも8%上昇)。 オーストラリアはサステナビリティへの意識は高い。

 

 

モラルの素晴らしい日本、使えたら、どんなに良いか。

日本の道でも、どうにか活かせたら良いのにな。

 

 

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