オーストラリア・血液検査 | オーストラリアで暮らすMDS

オーストラリアで暮らすMDS

移住直前の健康診断で『骨髄異形成症候群(MDS)RA』の診断。悩んだ末に渡豪しました。
いつか読むかもしれない娘に向けて、日々の生活を書きとめたい欲求が出てきて、始めました。

現在は予後良好に暮らしています。 

血液検査に行ってきた。

 

オーストラリアで、血液検査は専門の機関がある。

 

グーグルマップに “Pathology(パソロジー) near me”と入力すれば、沢山出てくる。 駅があれば3件は出るし、小さいショッピングモールにもある。 血液検査のリクエスト用紙を持って行き、結果は各医療機関に直接メールされ、後日、先生と患者が話す、という流れ。

 

“Pathology (パソロジー)” を、日本語訳すると“病理学”、でもオーストラリアでは意味が違う。

パソロジーは、血液検査、検尿、検便などの検査をするところ。 

一般にpathologist (パソロジスト) といえば、この血液等の検査官のことで、病理学者は “service/academic pathologists ”と呼び名が違う。 しかも、実際にパソロジーで、血液採取するのは、パソロジストでも看護師でもなく、“コレクター”と呼ばれる。

 

興味があって、日本の学生斡旋業者のサイトを見たら、古い情報なのか、全く違う内容だった。 

 

『パソロジーで働く、パソロジストを勉強するコースは、複数の大学で医療学士コース卒業後に履修可能。 採取した血液や検尿を回収し、パソロジーまで運ぶ「パソロジーコレクション」と呼ばれるデリバリー職に関しては大学ではなくTAFEなどの専門学校で履修』

 

とある。 実際は、

 

パソロジーにいるのは、受付とコレクター、コレクターは専門学校の修了証があればできる。 

パソロジストは、ラボで働く。 

デリバリーするのは特に専門の免許を持つドライバーではなく、運転免許があればできる。

ややこしい。

 

 以前は大きい病院で検査していたが、待ち時間や、病院に滞在するリスクを考えて、去年から近所のパソロジーに変えた。グーグルの評価のコメントで良い事ばかり書いてあり、行ってみると、東京のワンルームマンションのような狭い造り。 6畳1間。

コレクターが血液採取と患者とのやり取り (受付)との両方を1人でこなしている。 当然、パソロジーでは検査せずに、デリバリーがサンプルを回収して大きいラボに送る。

 

ただ、このコレクターの採決が実に上手い。 明るい、話好きの、ともすると話し過ぎて失敗しそうな雰囲気の、小柄な女性。 刺した感覚すら無いこともある。

 

血液検査は毎回フル検査。 オーストラリアは、病院にかかっているとドクターから検査リクエスト用紙をもらい支払いはない。 精神的な負担を和らげてくれるのは、本当に感謝だ。

日本にいた頃は、1回五千円ほど払っていたかな。 結果何もないと、嬉しい反面、無駄にしている気がして、次元が違うと分かっていても、家族に申し訳なく思うのは否めなかった。

 

コロナの影響で、今は半年に1度になったけれど、それまでは3ヶ月に一度受けていた。 血液検査の用紙も予備をもらい、不安であれば、すぐに救急に来る様にと言われている。

 

コロナ以降、外来は (患者によって) 感染予防のために中止されるケースが多く、電話やビデオカンファレンス (Zoomのようなオンラインでの対話)となっている。 

 

 

今回の結果はどうなることか。

 

 

 

 

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