決算分析に強い御堂筋税理士法人 納谷です。
先日、弊社にて「法務知識を学ぶコース」のセミナーがありました。
外部より弁護士を含む講師の方々を招いて、法務の知識を学習するセミナーです。
過去の事例をグループでディスカッションし、少人数制であるため
気軽に弁護士の先生に確認することができます。
身近な事例であるためグループディスカッションも盛り上がりました。
最初のディスカッションで、法人・個人の財産関する線引きについて
事例をもとに話し合いました。
我々のグループで全員が間違えてしまった事例が、ある会社の株式を
60%保有している社長が会社の資金で私物を購入した際には、
会社の財産を横領したことになるということです。
50%以上の株式を保有している場合は、会社を支配しているため、
認められると考えておりました。
実際は問題にならないことが多いが、法律上は横領したことになるようです。
契約書についてのディスカッションもありました。
企業間の契約書には通常企業の名称・所在地・代表取締役の名前が
記載されており、社印の捺印があります。
しかし、社印の代わりに代表取締役の個人印が捺印されていた場合は
どうなるでしょう。
この場合は問題にはなりうるが、直ちに無効とはいえないとのことでした。
印鑑は意思を確認する手段に過ぎないものであるためです。
このようにセミナーではディスカッションする時間があり、
また、説明の際には講師の方のフォローもあり、参加者の方々も
満足してくださいました。
セミナーの最後には質問時間をもうけていただき、
セミナー内容に関する質問のほか、個人的な質問もきいてくださり、
セミナーの終了時間を過ぎても参加者の方々は弁護士の先生方と話しを
しておられました。
8月は債権回収について学習する予定です。
毎月内容が異なり、スポット参加もできる内容となっております。
次回のセミナーが楽しみです。
ご興味のある方は我々と一緒に参加されませんか。
決算分析に強い御堂筋税理士法人 納谷でした。