さて、実際に彫る前に、各社のキットを比較する。
イタレリのスジボリは、太い俗に言う運河彫りだ。
ハセガワのスジボリはくっきりとシャープな印象だ。
フジミノのスジボリは眠たいというか、場所によってははっきしない浅いスジボリだ。
3つを並べてみた。
次にスミを流してみた。
イタレリはラインがはっきりしないのか、今ひとつ流れがよくない。
ハセガワが一番スミの走りが良かった。スジボリがきちんとしていて、毛細管現象がしっかり発生した印象だ。
フジミが一番走りが悪かった。スジボリがないような部分もあるので、きちんとスミが流れないような箇所もある。
三社三様ではあるが、イタレリとハセガワは、キットのスジボリをガイドにフリーハンドでも彫れそうだが、フジミは厳しいかも知れないな。