イタレリの1/72F-15Cである。
キットはF-15Eストライクイーグルのリデコなので、F-15Cのキットでは珍しいコンフォーマルタンク装備のF-15となっている。
写真ではタンクを付けてないが、キットのデフォルトはコンフォーマルタンクを付けて、そのタンクにスパローを取り付ける仕様となっている。
タイトルに金型改修前と記載したのは、このF-15は途中で改訂されたからだ。
改修前のキットはスジボリが凸線なのだが、今現在はスジボリは凹線となっている。
タミヤウォーバードシリーズのF-15Eは金型改修後のタイプなのでスジボリは凹線だ。
そしてこのキットはレアキットである。
F-15Eの方はタミヤパッケージが流通したこともあって、さほど入手は困難ではないが、このF-15Cは輸入版しかないこともあって、金型改修前、改修後ともに滅多にお目にかかることがないので、レアキットだ。
ただ入手難度が高いのでレアというだけなので、模型としての価値はない。
1000円程度でなら買ってもいいかというレベルである。
アウトラインは図面とバッチリ一致する。
スジボリもある程度は正確なようだ。
イタレリっぽくないが、浮いているエアブレーキ見て分かる通り、サイズがでかくて収まらないので、やはりイタレリだ。
このキットの特徴は、イタレリの他のスジボリ凸線キットと一線を画す、ゴツイスジボリにあるのだ。
全身にミミズ腫れが走っているかのようにスジボリが酷いので、「ミミズ腫れイーグル」と命名した。
比較でハセガワのスジボリ凸線のプラ板イーグルを置いてみたが、そのゴツさが分かると思う。
全くもってスジボリの彫り直しが楽しそうなキットである。