国産で1/48F-15というとハセガワの他にフジミとタミヤがある。

 

 

 

フジミのF-15。

今は自衛隊のF-15Jとして売られているが、元はF-15Aである。

何しろ、世界で最初に発売された1/48F-15のプラモなのだ。1977年に発売された世界最古の1/48F-15なのだ。(ちなみに世界初のF-15にプラモはハセガワ1/72旧版だ)

悪くはないが、正直な話アップデートされていないので、かなり辛いわな。

細かいことを気にしなければF-15にプラモには違いないが、フィン付きのエアブレーキが付属するキットは他に例を見ないだろう。

 

 

 

タミヤのF-15だ。

ネットの制作記事だと30年前のプラモにしてはいい出来だと語られていたりするが、勘違いである。

上記のF-15Jが発売されたのが、92年であって、最初のF-15Aが発売されたのは1978年なので、かれこれ45年である。

それ考えるとよくできているわ。

こちらはF-15Aが絶版になって、F-15Cに変わった時に射出座席が改定されたようだが、いずれにしても、C型やJ型としてはつらい。

 

エンジンノズルがアイリスカバー付きしかない。

F-15のアイリスカバーは脱落事故が相次いだので、1981年には全機撤去されたそうだ。

 

後発のハセガワと比べると、パネルラインやディテールが違うのだが、こういう古いプラモは(といっても未だ現役で販売されている)、作られた時代の空気を感じるように、そのまま作って楽しむのがいいと思う。

ちなみにパネルラインで言えば、ハセガワのキットも古いので結構違うらしいのだ。

 

そういう意味ではこれはこれでいいので、国産の新しい1/48F-15のキットが欲しいところだな。