童友社のパッケージだが中身は中国のホビーボスのパーツだ。
ホビーボスの他の大戦機同様に、パーツの一体化がはかられていて、胴体や翼は1パーツ成型だ。
そのためたった5パーツでここまでの形にはなる。
ハセガワ(右側)と比べると、細かい部位の省略は多いが、アウトラインはちゃんと零戦だ。
問題は離型剤が酷いことだ。
これを綺麗に落として、塗料や接着剤がちゃんと乗るようにするのが手間。
パーツ減らして組立を簡略化しても、別の手間を作ってしえば、それは本末転倒でしかない。
離型剤問題や一体成型でムクのパーツといい、零戦のプラモというよりは、零戦のガレージキットみたいな感じだな。
総評としては、初心者向けのような側面があるが、もの好きのためのプラモだな。
以前はハセガワの零戦と同じ1200円だったから、好みに応じてということも考えられたが、現在は値上げされて1800円なので、わざわざこれを好んで買う人は少ないと思う。