現代のビッグワンガムを標榜するウォルターソンズジャパンのキット。

特徴は精密さよりも入門用としての組み立てやすさと低価格をモットーに税抜き999円で販売するシリーズだ。色を塗らずにデカールだけ貼っておしまいにできるように、実機のカラーを再現した成型色だ。

スジボリは運河彫りと言われるレベルの太いスジボリだ。

ただランナーが金型の無駄遣いとしか思えない、スカスカで無駄に枚数が多くて、ちょっと引くレベルの内容でもある。

 

 

ハセガワとコルセアを比べよう。ハセガワの凸線スジボリのキットは現在800円だ。

 

 

ハセガワがクリアパーツ除いてランナー3枚なのに、ウォルターソンズは5枚だ。

ハセガワが34パーツで、ウォルターソンズじは51パーツだ。

無駄な量のランナーが価格高騰に繋がってないので許せるが、やはり無駄に感じる。

成型色はグロスシーブルーだ。ハセガワも現行商品はグレーだが、昔はダークブルーだった。

 

 

デカールはハセガワは2種、ウォルターソンズは1種だが、あまりサイズ差がない。

このタイプはグロスシーブルーの単色なので、デカールだけでも大体のイメージにはなる。

 

 

次はムスタングの比較だ。

タミヤのムスタングは1000円だ。

 

 

タミヤが48パーツで、ウォルターソンズが50パーツだ。

成型色は無塗装のシルバーが再現されている。

タミヤのキットが箱サイズの大ランナーに小ランナーで済んでいるのに、5枚使っているので、コルセア以上の無駄遣い感が半端ない。

 

 

タミヤが3種類のマーキングが選べることを考えると、タミヤの方がお得だな。

また機首のブルーは塗らないといけないのだ。

 

頑張ってはいると思うが、ちょっと惜しいやね。