メーカーがキットを設計する際に既存の図面を利用すると思う。
なので、模型誌や航空誌に載っている図面とキットを比べてみた。
モデルアートプロフィールのコーションの解説図が1/72に近いので参考にしやすい。
図面はモデルアート別冊の折込1/48図面だ。
赤丸で囲ったパネルラインがハセガワ新版にはない。
確認した全ての図面に入っているし、実機写真見る限りパネルがあるようなので、キットのエラーだと思う。実は凸線だが、ハセガワ旧版のキットには入っているのだ。なぜに新版で消えたのよ。
また図面が間違っているとキットも間違うという例が、赤丸で囲った部分。
主要なF-15のキットには入ってる瓢箪型のパネルラインだが、アンテナカバーの汚れ跡がパネルラインと勘違いされたそうで、実際に実機には入ってない。
このように図面も100%正解とは限らないので厄介だ。
この3冊、航空ファンと航空ジャーナルの別冊だが、同じF-15Cを同じ鈴木幸雄氏が描いた図面なのに、全部微妙に違うという有様。
発注ごとに新しく描いたのだと思うが、統一して欲しいものだ。