エッシーのF-15を仮組みしてみた。

シルバーの成型色はスジボリが映える色のようで、他のメーカーでもスジボリの主張が強い。

同じキットでも成型色がグレーになると一気にダルく見えるから不思議だ。

正直、色を塗らずにスミ入れだけして完成させるのも有りではないかと思えるような綺麗なスジボリだ。

まあ、ウェルドラインが気にならなければの話だが。

 

 

ハセガワ旧版と。

分割的にはこの旧版を僅かにグレードアップして、スジボリを凹線に変えたようなキットだ。

 

 

ハセガワ新版と。

やはり色んな意味で負けてしなうな。

 

 

左からハセガワ旧版、エッシー、ハセガワ新版だ。

左から右に行くに従って、内容が良くなっていく。

 

 

イタレリのキットと。

今でこそ金型が改修されてイタレリのキットは凹線になっているが、最初はスジボリは凸線だった。

 

 

アカデミーのキットと

一番再現度が高いのがアカデミーのキットだ。

 

 

左からイタレリ、エッシー、アカデミーだ。

やはり左から右に行くに連れて、内容が良くなっている。

 

こうやって4社のキットを比較したが、唯一エッシーだけが潰れているのが面白い。

キット自体は可もなく不可もなくだが、いずれにしても真ん中に位置してしまうことが中途半端になってしまったのかもしれない。

イタレリのようなおバカな部分がなければ、アカデミーのような独自性もない。

私にとっては好きなメーカーだが、一般的に無くても困らないメーカーなのだ。

多分一般の人はハセガワのキットがあればそれでいいと思うだろう。

 

イタリアのメーカーなのでライバルはイタレリだっただろうが、作りやすい良質なキットとダメなキットの差が激しったせいもあり、つまらないプラモと感じられてしまったのだろう。

 

実際、私自身もスジボリの美しさだけが際立っていると思うが、組んでみると面白さはまるで感じないのだ。キットのできはクソだが、イタレリの方が面白みを感じるのだ。