商品名はステップⅢだが、キットはステップⅡとステップⅢのコンパチ。

写真はステップⅡで組んだ状態。

キットは設計が古いので、スジボリは凸線だが、イタレリのキットよりは遥かにマシなのだ。

しかし独特の設計がアダになっている。

他社のキットが小翼を左右から接着する方式を取っているのに対して、このキットは連結されて1枚になってなっているのを挟み込む方式。

また最初にステップⅡで販売して、後から改修型のステップⅢを追加パーツ入れて再現してるので、小改造が必要だったり、追加パーツはスジボリが凹線だったりかなりチグハグな内容になっている。

 

AH-1Sは3段階の改修計画の元開発された機体で、改修ごとに型式番号が異なる。

ステップⅠがAH-1P、ステップⅡがAH-1E、ステップⅢがAH-1Fとなるのだが、プラモは大体どこのメーカーもAH-1Sで売られている。

ちなみに陸上自衛隊の機体はステップⅢ相当に改修されているのだが、型式番号はAH-1Sをそのまま継続させているため、自衛隊機に関しては正解なのだが、フジミもハセガワも米軍機までAH-1Sで販売している。ハセガワのキットはステップⅢなので、AH-1Fだ。

 

 

ハセガワと比較。

スケモだと成型色生かして部分塗装で仕上げるなんてことはまずないので、グレーが一番ありがたい。

ハセガワのアパッチは初期版のブラックグリーンから現行版はライトグレーになったのに、コブラはブラックグリーンのままなのだ。

組んでる時はハセガワのキットよりでかくないかと感じた。フジミお得意の1/70キットを1/72と偽っているかと心配したが、杞憂で終わってめでたしだ。