パーツの湯口カット(バリ取り)して仮組みしようとしたのだが、その前段階だった。
パーツが油でヌメヌメしてるのだ。
この時代のボークスのガレージキットは「離型剤を使ってない」のが売りだったのだが、その昔ボークスのショールームで聞いた「ポリウレタンに含まれる脂分が浮くので洗った方が完璧」という説明の通り、年数の経過とともに内部のキシレンが浮き出たものと思われる。
新品のキャストキット特有の鼻につく匂いがなかったの油断してたよ。
ということで、いつもの手順。
油を更に浮かせるために、一旦煮沸。
煮たら、独特のキシレンの匂いが漂ってきたよ。
バスターランチャーやパワーランチャーの砲身の歪み等もついでに修正した。
その後、クレンザーと中性洗剤を混ぜたもので、全体を擦ってやり、最後に超音波洗浄機で洗浄した。
洗い終わった全パーツ。
水分が飛んだら、ゲートカットだな。
これが組立説明書だ。
これで全工程だ。
昔のガレージキットはみんなこんな落書きみたいな説明書だったのだ。
この説明書から、全てを読み取って組んでいくのが醍醐味なのだ。
完成見本の写真が一枚でも付いてればいい方で、インターネットなど無い時代の産物だった以上、最後は作り手の技量なのだ。
まあ、実際に今検索しても、完成させてアップしてる人は一人しかいなかったわ。