ゲート・オブ・バビロンより発掘ができた物の紹介。

1/72ヘイスティ。ビギナーズコレクションの製作の参考資料にと探していた。

ダンボールを30~40箱くらい開けたが目的のランナー箱とストライクは未だ発見できず。



帝王のブログ

パッケージと説明書。オレンジ箱は童友社の番組終了直後の再販品だ。童友社の再販はビギナーズコレクションがメインで1/72はこのヘイスティと他はダグラム(ノーマル)、ラウンドフェイサー、ブッシュマンの4点しか再販されなかった1/48はダグラム(ヤクトタイプ)、ラウンドフェイサー、ブッシュマンの3点だった。


帝王のブログ

塗装指示書の完成写真だ。いい感じにまとまっていて、できの良さが分かると思う。ちなみに指定カラーはダグラムカラーから水性ホビーカラーに変わっているが、いい加減なのでその通り塗ると雰囲気は変わってしまうだろう。元のダグラムカラーだと本体色は「ディープパープル」紺に近い暗い紫だ。しかしこのキットの指示は普通の「パープル(紫)」である。かなり本体色が明るくなってしまうのだ。私の個人的見解だが、どうもガンダムにしてもボトムズにしても指定が水性ホビーカラーに変わると無理やり感が強いおかしな指定になってしまう傾向があるようだ。


キットを見てみよう。


帝王のブログ

帝王のブログ

雰囲気は悪くないのだが、やはりビギナーズコレクション同様、脚が小さいようだ。特に脛が小さい。この脛が小さいせいで膝関節は二重関節になっているにも拘らず、ほとんど動かない。上半身(といっても腕だが)の可動は申し分ない。


帝王のブログ

脚が小さい証拠だ。後ろの設定画とほぼ同じ大きさである。この設定画は1/92のビギナーズコレクションの脚のの大きさの目安を知るために、1/92キットとボディサイズで同じになるよう大きさを調整してコピーしたものだ。つまり、この1/72キットは1/92キットサイズの脛がついてしまっているとことになる。こちらも1/92同様大型化が必要だ。


帝王のブログ

腕の可動範囲は申し分なく。設定画にあるように肘を曲げた状態でリニアキャノンを側面に持ってくることが可能だ。


帝王のブログ

それは前腕部分が肘関節の手前で回転が可能だからだ。ビギナーズコレクションでもこのポーズが取れるようにしたかった。しかし肘関節を作るために腕内部のスペースを取られてしまい、前腕の回転ギミックを仕込むことができないので、一度は諦めた。しかし、別のアイディアが浮かんだのでそちらは解決した。



帝王のブログ

最後に1200円のHGガンダムとの比較。この1/72ヘイスティはタカラの最初のキットが600円、童友社版が700円だ。今のプラモはギミックや可動はいいのだが、大きさ的な満足感がまるでない。この当時はガンプラも700円は1/100の価格だったのだ。

ちなみに1/72ヘイスティは99年の再販時で1600円になってしまったので、結局いい勝負とはなってしまっている。