ジェガンの制作を開始した。
昨日組んだキットをバラしながら、パーツごとにパーティングラインをナイフでカンナ削りしながら、どうするか決めて行った。
接着固定する前にヒケ処理や塗装をした方がいいのか、あるいは接着してからヒケ処理や塗装をした方がいいのかを判定しながら、全パーツをバラした。
また現在のハメコミ式のガンプラで必要な作業も同時に行なった。
一つはハメコミダボの処理だ。ハメコミのダボによってガンプラは接着しなくてもパーツ同士が固定されて外れなくなっている。だが、このダボの圧力によってパーツが変形し、微細な亀裂が入る。この亀裂にシンナーが浸透することでプラが脆くなるせいで、勘合や可動で負荷がかかる部分が塗装やスミ入れでパーツが割れると言われている。
なので、接着するならハメコミのダボは必要ないので、仮組に必要な程度にあらかじめ切ってしまうのだ。
そうすることで勘合部の負荷を無くしたり、軽減することができる。
写真はビームライフルのパーツだが、左側のパーツがダボの勘合ピンを切り取った状態だ。はめても簡単に外れてしまうが、接着するので問題なない。
もう一つが、子供に対する安全対策で設けられてる、通称「バンダイエッジ」と呼ばれているエッジの段落ち。ここを削って段がないように面と面を繋げてやる作業だ。
組んだパーツの外し方だが、少し開いてやって、写真のようにセパレターなどで少しずつパーツを開いていって外してやればいい。
だが、写真のような足の裏のパーツなどの場合、セパレーターが入る隙間が作れないパーツもある。
裏に穴や隙間があれば押すことができるのだが、それもできない場合もある。
だが、話は簡単だ。穴がないなら、作ってやればいいのだ。完成後見えなくなる部分に写真のようにドリルで穴を開けて裏から押して外してやればいいのだ。
2箇所も開ければ、簡単に外すことができるだろう。
付ける前に勘合ピンを切っておけば、もっと簡単に外せるだろう。
尚、写真の足首のパーツは前述したバンダイエッジをナイフでカンナ削りをしてあるので、シールドとの違いを比べてみて欲しい。
今回先に接着したパーツ、最近のガンプラは、パーツの合わせ目がモールドとして処理されているので、合わせ目を消す必要があるパーツがこの程度で済むということだ。
他のパーツはヒケやゲート跡を処理してから接着したり、塗装してから固定したりするわけだ。