ウェーブの1/100バルキリーを組んでみた。


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パッケージ写真だ。バトロイド、ファイターそれぞれが定価2400円(税抜き)だ。

TV放送時に発売されたアリイの同サイズキットが300円だったから、実に8倍。ガレージキットだから仕方がないのだろうが、くそ高いキットなのは間違いない。

それでいてキット内容はしょぼい。


どちらもプロポーション的には問題ないのだが、どうにも解せない部分は無駄としか言いようがないアンダーゲートだ。これは同社のフェニックスの時から気になっていた。

パーツ表面にゲート跡が出ないようにメーカー側が配慮したのがアンダーゲートなのだが、「どんなユーザー」への配慮なのかが甚だ疑問だ。

色プラならいざ知らず、塗装を前提とした単色成型のキットでその必要があるとは思えない。

正直ニッパーのみで切っていく場合、パーツ表面のゲート跡を処理するよりも、接着面のゲート跡を綺麗にする方が面倒なのだ。おまけにゲートが接合用のダボのすぐ近くにあるのだから、本末転倒。

無駄に作りにくくしているという、馬鹿メーカーのマスターベーションである。


バンダイのキットを見ても、メッキ前提のキットくらいで、普通のキットではアンダーゲートはほとんど使っていない理由をウェーブは考えるべきだ。



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組んだ状態。色分けはマーキングを含めてデカールで再現するようになっている。



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ファイター形態。

アニメキットらしくポリキャップで繋いでいくのだが、スケールモデルを組む際に、組み易くするためにやろうとして考えていた接続方法が採用されていて興味深い。

参考になる部分だ。



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バトロイド形態。

昔のままのデザインで、ガンプラの様に可動のためにデザインが弄られれていないので、20年経っても大して取れるポーズは変わらない。

まあ、このポーズはアリイの300円キットではできないポーズなので、進化はしている。




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バトロイドに付属するおまけパーツだ。

このおまけパーツを使い、ファイター・バトロイドそれぞれのキットから部品を外して組み合わせると「ガウォーク」形態が作れるというのが、このキットの「売り」の一つだ。




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ガウォークの状態。

実はハセガワ製の1/72フェニックスのファイターとバトロイドのキットを合わせて、ガウォークを作る参考にするために組んでみたのが目的だ。



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バンダイのリアルグレードシャア専用ザクとの比較。

どちらも最初のキットは300円であるが、進化の度合いから判断すると、RGの2500円(税抜き)は安いと言えるかも知れない。