12月19日は今年最期のLiving with MDS Forumです。

先日のOK's Clubでは緒方先生からMDSに使えそうな新薬のお話をして頂きました。

皆さん、かなり熱心に聞いていらっしゃいました。

 

かなり有望そうなお薬でも、今のところ特効薬のようなお薬は出ておらず、少しでも予後を伸長する可能性がありそうなものということになります。あるお薬などは、ビダーザ併用で9ヶ月も伸長するという結果がありました。(新薬って3ヶ月も生存予後を伸長するとすごい薬ということになります。ちょっと一般の認識とは異なりますが。)

 

IPSS-R VeryHighRiskの生存中央値は8.4ヶ月(支持療法)で、ビダーザを使用しても一般の日本の病院では8~9ヶ月(殆ど伸びていない)、モフィットキャンサーセンターで15ヶ月(2倍近い)のところが、東京血液疾患診療所では27,8ヶ月(3倍以上)です。

同じビダーザという薬を使っても、これほど差が出ています。

さらに他のお薬が加われば、さらに差が開くことでしょう。

 

外科医の腕はよく取り上げられますが、内科医の薬の使い方はあまり区別がつきにくいのでしょうね。
同じお薬でも、内科医の知識と経験の差が生存予後の差になるのです。

 

次のフォーラムでは、さらにいろいろなお話をして頂きたいなと考えています。

今年最期のLiving with MDS Forumになります。

みなさんの参加をお待ちしております。