急性骨髄性白血病ではまず抗癌剤治療を行い、一般的には70%程度の方を寛解(芽球の減った良い状態)に導入することができます。寛解になると長期生存の可能性が出てきます。上の図は急性骨髄性白血病で寛解になった人達について、抗癌剤治療を継続した人達、幹細胞移植を行った人達の生存を追跡したグラフです。どちらの治療でも一定の比率の方々が長期生存しています。

移植治療が話題になることが多いですが、抗癌剤治療でもかなりの方が長期生存していることが分かります。

 

下の右図はMDSで移植を行った人達の生存を追跡したグラフです。このグラフの横軸(時間)のスケールを上図(急性骨髄性白血病)にあわせたものが下の左図です。MDSでは移植後2~3年以内で亡くなることが多く、急性骨髄性白血病とは異なった結果です。