急性白血病は芽球が急激に増える病気であり、発症時の検査で芽球は20%を越えている。このため検査時に芽球が20%を越えている場合、急性白血病と診断する基準が採用されています。
一方、MDSでは発症時の芽球は20%未満ですが、しばしば経過中に次第に芽球が増え20%以上となり、急性白血病の診断基準を満たすことになります。
この時点で多くの病院では「白血病になりました、白血病の治療をします。」と言われます。しかし実際にはMDSと白血病は異なる性質を持つため、先述したように白血病の抗癌剤治療は多くの場合効きません。