東京血液疾患診療所 事務長ブログからの転載です。

 

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最近、入院患者さんがどんどん退院して、ベッドの回転が良くなっています!
それは患者さんが減ったわけではなく、緒方先生の治療がさらに進化してきたからです!

好中球1桁だった方々が治療が上手くいって、数百、中には千越えを果たした患者さんもでてきています。
それも一人や二人ではありません!!!わ~い、って感じです。
勿論、アザシチジン単独では効果がなくなっている方々の話ですよ!

高リスクの方々の中では、好中球は悩みの種でした。フィルフラスチムを打ってその場はしのげても長続きしないし……、骨髄の状態の悪い患者さんはフィルグラスチムを打ってもほとんど増えないし……、芽球が増えやすい骨髄の患者さんはフィルフラスチムが使いにくいし……、好中球(白血球)の輸血はないし……、てな感じで、感染を繰り返して入院が長引くということが多かったのですよ~。

毎日毎日、難しい状態の患者さんを、手を変え品を変えて治療して、工夫に工夫を重ねている緒方先生だからこそ、あげられた成果ですね。

ただ、返す返すも悔しいのは、1年前にこの治療を見つけていれば、あの患者さんはまだ生きていたかも…というような方が何人か思い出されること……、辛い……。

まあ、それでも、緒方先生はさらにさらにいろいろな治療法を開発して、患者さんのために頑張って下さることでしょうから…。