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Mdrumsでは無垢の木材にこだわり製作しており、KURINUKIシリーズは丸太を原木市場から仕入れております。

製材所で輪切りに製材後に工房に持ち帰り、収縮と変形を見込み大きめにくり抜き、24時間温湿度を管理した乾燥室で乾燥させます。

含水率、直径と深さのサイズ、重量を全て定期的にチェックし、ある程度乾燥させたら少し削りまた乾燥室、というのを何度も繰り返し、含水率が8~10%になるまで乾燥させます。普通木工製品は15%程度で乾燥材として製品に加工しますが、ドラムの場合は完成後の木の動きを最小にするために一度10パーセント以下まで落とします。10%以下になったら一度乾燥室から出し、大気中で水分の戻しをします。戻しの工程で木は大気中の湿度とバランスをとろうとするので、含水率が12~15%まで戻り水分を含みます。水分を含んだ状態になったらまた乾燥室に戻し、この工程を数回繰り返し木の変形を可能な限り出し切ります。変形とサイズの伸び縮みがある程度安定したら真円にするシェルの成型の作業に入ります。ここまでの状態になるまでに樹種によってはひびが入ったり、思った以上に変形したりします。いろいろと工程がありますが、乾燥の工程が一番気を使い重要な作業になります。

ブロックシリーズは桶のような組木のシェルで、乾燥した板材を購入して、さらに乾燥室でKURINUKI同様乾燥の仕上げをしてシェルに成型します。

端折って書いているので企業秘密の部分も含めまだまだいろいろとありますが、このようにして無垢材のシェルが完成していきます。