「LP86」開発日記 その① | ドリフト屋 D-Like

ドリフト屋 D-Like

熊本のドリフト専門店です

やっと形になってきた「LP86」ですが 

元々は

 

「EVOL」の後継機として開発を勧めていました。

 

 

ADW仕様の「EVOL」のパーツを使用して

 

RWD仕様でリニューアルしようと進めていましたが

 

 

正直・・・

 

これならば・・・

 

わざわざD-Likeで作らなくてもタラー

 

という感じに

 

なってしまいました(笑)

 

ラジコン的には走らせ易く

 

真っ直ぐの0加速はよく進み、

 

スピン状態になり前後のタイヤをコントロールして

 

スピンせずにコーナーをクリアする事に関しては安定している

 

のですが・・・

 

ただ・・・それだけ(笑)

 

走らせている感覚的にはスリックカートな感じしかなくつまらない。

 

せめて視覚的に楽しさを求められないかと

 

足廻りを動くようにやってみても

 

ただ、フロントがペコペコDASH!ワニワニパニック爆  笑

 

まぁ、それでも安く作れるならと

 

色々考えたのですが・・・

 

価格的にも材料費や人件費高騰により安く作る事も難しい世の中になり

 

次期「EVOL」の計画は難航していました。

 

そこに、とある海外のメーカーさんより

 

「安いドリフトシャーシを販売したいから力を貸してもらえないですか?」

 

というお話しが有り

 

ラジドリの走行シーンに必要な

 

「楽しく感じる手応え」や「視覚的に感じられる楽しさ」を求めて

 

物理の法則を踏まえて考えてみました。

 

課題としては・・

 

※壊れにくい事

 

※セッティングが必要ない事

 

※安い事

 

まずはこの3点に絞り

 

初心者の方が、とりあえずラジドリやりたい!って位なら

 

「昨今のラジドリ環境を考えたら正直ダンパーは要らないんじゃないの?」

 

「足廻りも必要最低限で良いんじゃないの?」

 

海外の方とかで日本からのパーツ購入が大変な場合

 

万が一、足廻り等の部品が壊れた場合でも何かの部品が流用出来そうな事も考えると

 

「全く今まで無かった物よりも、

 

今まで有ったような部品を使ったシャーシで、

 

今まで無かった楽しさを求められたら♫」

 

そうだ!

 

こんなので走る事が楽しいシャーシが出来るんだったら最高だよね♫

 

という事で最初の案が出来ました。

 

 

そう、タミヤさんのF1なんかのシャーシに似た感じ

 

パクリじゃなくて、オマージュ(笑)

 

けっしてふざけていません、真剣に考えた結果ですにひひ

 

ラジドリに詳しい方に向けてというよりも

 

同じラジコンをやっているのに

 

ドリフトは分からないから、

 

やっていないって方等に

 

これならラジドリやってみたい!

 

と思ってもらえそうですしね♫

 

と、とりあえず試作を作り走ってみましたが・・・

 

まぁ~~想像していた以上に・・

 

全く走らない(汗)あせるあせる

 

ほんと、ビックリするくらい

 

進まない曲がらない

 

スピンしかしない(笑)

 

今までの私のドリフトの経験とデータを元に

 

何度も試作を作り走り試作を作り走りの繰り返しあせる

 

 

正直、最初の方では可能性を感じる事は全く出来ませんでした(笑)

 

ダンパーが無い為

 

シャーシ全体の「しなり」や「ネジれ」も試行錯誤あせる

 

シンプルだからこそ

 

ちょっとした事で全てが変わってしまうあせる

 

 

ダンパーを付けても

 

シャーシの「しなり」で振動を吸収していた事がダンパーを付ける事で

 

車の反応が悪くなってしまったり・・・

 

色んな事にチャレンジして失敗して・・

 

の繰り返し

 

 

まぁ、シンプルなので

 

当たる部分等も少ないので

 

切れ角には困らなさそうでは有りますが

 

 

色々なシステムのステアリング周りも試していますが

 

コストを抑えて

 

それなりに・・・

 

まずは価格の設定を出来る限り安くしたいという事で

 

位置関係等で対応出来ればと

 

試行錯誤

 

 

ドリフトではアッカーマンの調整は必須なので

 

どこでどうやって調整出来るようにするべきか?

 

また、調整が無段階だと初心者の方には迷うだけになるので

 

どうするか?

 

 

最初の方では、メインシャーシと繋がるTバーのこの部分が

 

足が動いてトラクションと思っていたのが

 

 

そういう訳では無さそうだったりタラー

 

バッテリーの重量が何処にどの方向に掛かるかで

 

車の特性が全く違ってくる・・・

 

 

何度も何度も

 

厚みを変更してみたり・・・

 

 

パッと見ても分からない位の

 

形状変更を

 

何度も何度も繰り返しテストDASH!

 

 

まぁ、

 

走ると言えば走るのでこれで良いのでは?

 

というくらいにはなったのですが

 

「安いから面白くないマシン」

 

だと・・・

 

そんなの要らないDASH!ですからね!

 

「安くて見た目はアレだけど、なんか走るの楽しい♫」

 

ん??

 

それは私のハチロクのイメージじゃないか!!(今はAE86・・高騰しちゃってますがタラー

 

なんか萌えるにひひ

 

 

フロントのアームもアッパーアームの「しなり」がダンパーの役目をするので

 

形状によって全然走る画が変わってしまう為

 

何度も何度も修正してテストしての繰り返し

 

 

 

 

モーターの位置も

 

ドリフトに合わせて

 

試作してテストして試作してテストしての繰り返し

 

 

 

この頃やっと

 

走るのが楽しい♫って所まで来た感じウインク

 

 

データも取れて

 

商品としての可能性を感じられるような所までやっと来たので

 

安いシャーシなんだから

 

安いメカ類で走らないとDASH!

 

って事で

 

 

 

 

 

タミヤさんのプロポセットに540ブラシモーターで走れるかテストを開始!