失敗から生まれた1% | ドリフト屋 D-Like

ドリフト屋 D-Like

熊本のドリフト専門店です

硬いタイヤを使うドリラジでは

タイヤの仕事もダンパーで作る必要が有るので

硬いタイヤを使う限り永遠の課題ですあせる

初期は滑らかに
 
しかしトラクションを掛けようと荷重を載せタイヤを押さえ付ける時にも
 
吸収してしまうとトラクションは抜けてしまうので
 
荷重を掛けてストロークした奥である程度の反発がないと腰砕けみたいになっちゃうんですよね汗
 
初期のスムーズさとしっかり路面へタイヤを追従させる為の減衰
 
減衰を求めてシリンダーの容量を試したり、
 
ピストンを色々試したり
 
シャフトのコーティングを色々試したりと・・・
 
求めようと思うと相反するメリット/デメリットの壁に当たってしまう。
 
Oリングをシャフトに押し付けるような形にするとシリンダー内の密閉度は高くなるが
 
シャフトとOリングが直接当たる部分が傷が入りやすく、初期の動きが渋くなる。
 
Oリングとシャフトの隙間をゆるくする形にするとオイルが漏れ易くなり
 
シリンダー内の密閉度が低くなり、特に伸び側の減衰が効かなくなる傾向に。
 
突き詰めていくとこの良さそうな状態が作れたりしますが
 
この状態でいつまでもいて欲しい!と願ってしまうんですよね汗
 
しかし、そいう時程同じ状態を維持できる期間は短かったり汗
 
ちくしょぉ~
 
実車はこんなちょこちょこオーバーホールしなくて良いのに
 
重量が軽く負荷が小さいはずのドリラジなのに・・・
 

以前に作ったTPWショックシャフト

(チタンコーティングを施工しその上からプラチナコーティングする事でシャフトの表面硬度を上げ表面を極限まで滑らかにする事でシャフトとOリングの間の油膜を維持し潤滑をスムーズにする)


これが一度使ったら手放せなくなってしまう位良かったのですが

その作業行程が

シャフトを作り表面研磨しチタンコーティングを施しプラチナコーティングを

このコーティングがチタンコーティングがしっかり安定してコーティング出来ていないとプラチナコーティングがのらないらしくあせる

手間と技術が必要で工場からギブアップされて作れなくなってしまったんですタラー

シングルのコーティングならいつでもつくれるんですが、

作るからには今まで以上の物を作らないと意味がないので

TPWショックシャフトが生産中止になり数年

色々試して来たのですがそれ以上の物が作れずあせる

オプションのシャフトを発売出来なかったんです。

しかし、
 
ある日閃いたんですよね音譜
 
Oリングの内径が小さすぎるのでは!!
 
ゴムのような柔らかい素材って

急な角度の部分より緩やかな部分の方が

当たる部分との接触が滑らかになるよなぁ💨

と言う事は

もう少しダンパーシャフトの直径を大きくしたらどうなるんだろう??
 
という事から試作を色々試してみると・・・
 
ほんとコンマ5mmの直径の差ですが
 
3mmシャフトだと9.4mm
 
3.5mmシャフトだと10.1mm
 
0.7mm接触面が増える事になるので結構変わってくるんですよねDASH!
 
大切なのは
 
その分シャフトとOリングの当たる部分の角度が
 
緩やかになるという事なんですニコニコ
 
 
 
 
とりあえずちょっと大きめのシャフトが使えるような試作を作って試してみると
 
なかなかいい感触音譜
 
という事で

何度も何度も色んなサイズを作り失敗を繰り返し
 
シャフトが大きくなるという事は大きすぎると今までのダンパーデータと全く異なる状態になったり
 
構造的に色々変更が必要になりコストが上がったり
 
結果、今までのピストンやダイヤフラムダンパーエンド等がそのまま使えて
 
狙っている効果もしっかり出るΦ3.5mmにDASH!
 
「成功は99%失敗から生まれた1%」
 
99個は失敗していないので
 
まだまだこれからの可能性が有ると思うので
 
もっともっと色々開発テストをしていこうと思います。
 
 
現在Re-R HYBRIDを使用されている方は
 
「Re-R HYBRIDダンパー3.5アップグレードセットでバージョンアップ出来ます音譜
 
今までのダンパーはそのままで追加で欲しい方は
 
「3.5ショックダンパーセット」の方をご購入くださいDASH!
 
尚、Re-R HYBRIDをお使いの方はご存知だと思いますが
 
ダンパー長がSとLの2種類有りますDASH!
 
どちらもダイヤフラムは同じなのでストローク量は約1cmですので
 
Lをお使いの場合には使いたいストロークの場所に合わせて
 
組む際のダンパーシャフトの出ている長さを

色々試して調整して組んでみてくださいねDASH!
 
 
組み方は基本的には現在のRe-R HYBRIDのダンパーと同じですが
 
減衰の安定の為にピストンのしたにシムを入れて
 
ピストンを安定させます。
 
 
上は今まで通りEリングで固定します。
 
 
下側のダンパーキャップに
 
シャフトガイドを組み込みます。
 
 
真っ直ぐにしっかり押し込むと固定されますDASH!
 
 
シリンダーにもDASH!
 
 
はめ込む際にシャフトガイドに傷が入らないように
 
私は付属してるダンパーエンドでやりましたニコニコ
 
 
しっかり固定されたか確認してDASH!
 
 
ダンパーシャフトを通して
 
Oリングの内側に傷が入らないようにOリングを通してDASH!
 
 
下側のダンパーキャップをはめますDASH!
 
 
後はオイルを入れて
 
エア抜きをして
 
ダイヤフラムを組み込み上のダンパーキャップを締めますDASH!
 
 
組んだらスプリングを付ける前に
 
シャーシに合わせて全長と
 
ストロークさせてダイヤフラムの反発の位置を確認して
 
 
荷重が掛かった際に一番沈み込むロアアームとダンパーステーの距離を測っておくと
 
良いと思いますニコニコ
 
奥でしっかり反発する部分を、
 
組む際のダンパーシャフトの出し量で調整してくださいねニコニコ
 
 
初期のスムーズさとしっかり使える減衰
 
そしてメンテナンスのサイクルが長くなるDASH!
 
ここからがもっともっとやりたかった事が出来る可能性が沢山有りますDASH!
 
これからも色々と試して失敗して
 
1%の成功を求めて試行錯誤しておりますので
 
お楽しみにニコニコ
 

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