量産品の第一号分が届いて
テストをしていました。
いろんな事をやって
いろんな事が分かって
凄く勉強になった商品が
いよいよ完成しました。
最終試作品でテストなどをやったあとに
量産に入ったので、テストしなくても良いんじゃない
って、言われたのですが
どうしても確認して納得したかったので
やりました。
当初はギヤ自体が無く、まずは前後の差を出せるギヤを作らないといけない
って言う考えが強く、そしてユーザーの立場で考えると少しでも安く
なんとか作れないだろうかとベベルギヤのみの製作に入りました。
もちろん、純正のリングギヤを使ったままベベルギヤの歯数を変えると
正確にかみ合わないと言う事は分かっていましたが、とにかく安く作って
ある程度消耗はしても長く使えるものを作ろうということでいろんな形の歯を
作って沢山のテストを繰り返しました。
シャフト車は駆動系に逃げが無い為
樹脂の歯にする事で万が一の高負荷がかかった時に樹脂が
衝撃を吸収する事で緩和しようと考えていました。
いろんな素材を使用してみましたが、結局私の満足できるレベルのものに
出会う事ができませんでした・・・
もちろん、使い続けても納得のいく素材があったりしましたが
価格が高くなってしまうのです・・・
色々テストを繰り返していると、ある時谷田部アリーナでギヤの取材が有るので
行くことにしました。
そこで、なんとリングギヤは純正のギヤでベベルギヤはアルミ製で
価格も1950円（税抜）
私が理想とする価格と耐久性のギヤがギルドさんによって作られていました。
求めていた価格は1500円以下だったんですけどね、
でも値段の分の価値はあると思い
現在OEMして頂き
リアルドリセッティングギヤ（プロトタイプ 11T)
にて販売させていただいております。
これで、私の求めていたものが世の中のドリパケユーザーさんの手に入る
環境が出来たと思うと一安心しました。
（オークションなどで無茶苦茶な価格で取引されていたので何とかしないといけないと
いう思いでしたので）
これで、とりあえず低価格でとりあえず使えるものが
ある安心感ができたので
次は、とにかくD-Likeスタイルにこだわって
価格は上がっても納得のいくものを作ろうと
いう考えで動きました。
それまでの経験と知識はありましたので
今まで安くする事が最優先だったのを
精度・フィーリングにとことんこだわって
いけると、抑えていたものが爆発して
今までやったらいいだろうなぁ～とか
やりたかった事をジャンジャンやっていきました。
けっか、最終的にはリングギヤとベベルギヤを
ジュラルミンで作る事にしました。
衝撃は緩和してくれないので、大きな衝撃が加わった際は
他の所が壊れるかもしれませんが、精度とフィーリングに
こだわった為こちらを選びました。
組んで回すと
かなりスルスル回ります
但し、金属製なので、グリスアップは必ず行ってくださいね！
プーリー自体にも重量を持たせ
フライホイール効果・ジャイロ効果で
動きの表現が広がっていると思いますが
この動くようになった事で
荷重移動で車をコントロールする事が出来ない方には
車が動きすぎて難しいかもしれません。
D-Likeでは前後左右の荷重移動をコントロールして
リアル感を表現していますので・・・
こだわり過ぎた為
ちょっと初心者の方には難しいと思いますので
エキスパート専用とさせていただきますのでよろしくお願いします。
ちなみに、生産のOKを本日出しましたので
明日から量産に入りますので
ご予約いただいている皆様のお手元に今月中にはお届けできると思いますので
もうしばらくお待ちくださいね！
ちなみに、現在予約をしていますが
初回ロット分の予約の枠は残りわずかとなっておりますので
興味のある方はお早めによろしくお願いします。
（アメリカからも１００個単位で予約が来ています）