それは忘れもしない4年前。
私が心身潰れて自らの命を閉じようとし、それを止めて、もう一度 生きて 観たい景色を観よう!と決めた時。
出逢った1人の男の子。
恥ずかしがり屋さんで 好奇心旺盛で とても無邪気でキラキラした目をしていた。

私があげた お土産のブランケットを抱きしめて…。
『キャッ♡』と言って飛び上がる姿に…私は純粋に…。
カワイイ♡なぁー!
(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)と思った。

そして3年前。
この子が偽りの鎧いを纏って 息も出来なくなるくらいになり…。
私と同じく 自ら命を閉じようとした事を知った時。
瞬間的に…。
『そんな事はさせん!
もう二度と 今日は何も良い事が無かった…。なんて言わせない!!』
と決めて 少しずつ ライン電話をスタートさせた。

最初は お母さんの横からしか話せないし お母さんに誘導して貰い 通訳して貰い…。
その度に彼に伝えた。

私∶お母さんが、誰が、何が、は どうでも良いの!

私は☆君の話が聞きたいの!!

好きなアニメは なぁに??
最近 面白かった事は なぁに??

☆君∶えーっとね、文豪ストレイドッグスが好きー。

私∶お!そうか。
じゃ文豪ストレイドッグスのキャラで誰が好き?

☆君∶えー!沢山いるー!!

私∶強いて言うなら??

☆君∶太宰!と中也!



私∶双黒コンビか!私は中也推しよー!(笑)

☆君∶本当に!?カッコ良いよね!あの2人ー!!!

と。アニメ談義で盛り上がる事が多く成った。
私の問に答えている内に だんだんと お母さんという通訳が要らなくなり…遂に去年!私からでは無く、彼から
【まりあとライン電話したい!何時だったら大丈夫ですか?】
と自己発信ラインが来た時。
やったー!ヽ(=´▽`=)ノと 凄く凄く嬉しかった。
実に3年越しのアプローチ!

私は この手の事に関しては目茶苦茶 粘り強い!!!我ながら!www

と自画自賛しつつ…。


受験の悩み。人間関係のモヤモヤ。自分が好きなアニメの話。思った事。感じた事。

それこそマシンガントークで 毎回 盛り上がり…沢山 爆笑して…どんどん自分の考えが言語化していく彼に…本当に実弟そっくりよな!!!

(*´艸`*)プププ…。

と真っ直ぐな その素直さが私は大好きだよ!を伝え続けた。


そんな ある日…。

☆君∶マリア!今日 電話できる!?

とラインが来る。


珍しい!呼びすて!(笑)

こりゃ…たぶん…怒りスイッチ入ったな。

と すぐピンと来た。

毎度 ライン電話する度に… 常に素が出ると…。


☆君∶もー!あのねー!!聞いて!!酷いんだよ!!

(#^ω^)ピキピキ💢💢

パターンが 既に お約束であり…。

瞬間湯沸かし器の私ですら…良く そんなに毎回 怒る事があるね?君…。

(;・∀・)アハハ…と感じるくらい怒りが ある意味 原動力な☆君…。

さて 今回は 何があったかな??

と半ばワクワクしていたら…。

まさかのドタキャン!!!

明日にしてくれライン!

…何かあった。絶対!嫌な予感しかせん!!!

で。彼の お母さんにラインすると…。

スマホ制限話で壮大な親子喧嘩の末に自分を蹴って家から飛び出した、と。

何ですとー!!!

(@_@;)!!

あれだけ!毎回!親子喧嘩三昧で!暴力だけは即時タイムアウト!を刷り込まれても!蹴った!?はぁ!?

何故に!?いや、もう今は何故は どうでも良い。とにかく捕まえて話を聞く!!

と ライン電話を鳴らすも…出ない!!!マジか!!

で、再び彼の お母さんにラインする。

私∶今☆君どこ!ライン電話出ないんだけど!


お母さん∶あー、大分 遠くに行ってる。電話の音 切ってるから気付かないかも。


うぉい!!電話の意味ー!!音 切るなよ!着信音くらいは出しとけー!!!

と脳内で雄叫びする私…。

ただ、一方で ずーっとGPSで息子君の位置を把握している お母さんに そのまま見ててよ!とラインして 再び 鬼電!!!


ら。☆君、ようやく電話に出る!捕まえた!!間に合った!


私∶良かったー!!無事だったー!ちょっと!☆君!アナタ…私の心臓 止める気か!!!


☆君∶え??


私∶いつもと様子が違うから 今回は 君の お母さんに連絡した!喧嘩は毎度だけど、何で お母さん蹴って飛び出した!?

君、夜の街が どんだけ危険か解ってる!?


☆君∶だって!お母さん酷いんだよ!!!


私∶お母さんが酷かろうが関係ない!!君…解ってないよね!?夜の街に飛び出す危険性!

そのスマホを誰かから いきなり取り上げられたら…私と一生 連絡がつかなくなるんだよ!?また明日ね!が無くなるんだよ!?わかる!?


☆君∶え?大丈夫だよ!僕 無くさないもん!


私∶そういう事じゃなーい!!君に そのつもりが無くても!子供が夜の街を徘徊するのは、今の時代 私の時代より遥かに危ないんだって!スマホ1台で何でもしようとするでしょ!君達の世代は!!


☆君∶だって!お母さんが!お母さんが酷いんだもん!僕 頑張って ちゃんと話したのに お母さんが聞いてくれないんだよ!!!


私∶お母さんは関係ない!私は君が この夜に外にスマホひとつで飛び出した事を言ってるの!

君、もし後ろから誰かに誘拐されたら、スマホなんて壊されたら終わりよ!?いつもみたいに またね!は無いのよ!?解ってる!?


☆君∶だって!あのまま家にいたら 僕 おかしくなりそうだったの!

僕の居場所が無くなったの!


やっぱりか…。フルパニックだ、これ。私の言うことが全く!伝わる気配が無い。。。


私∶とりあえず 君、今 どこ?


☆君∶◇◇◇辺り。


私∶のー!!!んな遠くに来てんの!?


☆君∶自転車だから。


私∶うん。わかった。とにかく話 聞くから 何があったのさ?お母さんと。


☆君∶あのね、今日 いつも通り お母さんと お出かけして 楽しかった!良かった!だったの。

でもね いきなり お母さんが 僕のスマホを取り上げるって言ってくるからさ、僕、はぁ!?って意味がわからん!僕、お母さんにスマホの中味 全部みせてるし、半分管理されてるし、今更、僕の自由を奪うって酷い!お祖母ちゃんにも、お父さんにも、おばちゃんにも聞いたんだよ!そしたらね、僕は悪くないって!お母さんが オカシイって!


…おぃおぃおぃ…。

子供に負けるなよ…泣いて訴えられたくらいで…。

と瞬殺 見知った顔ぶれに イラッ💢としつつ…。


私∶うん。☆君の周りは君が悪くないって言ったのね?


☆君∶そう!だから僕、お母さんと もう1回 話し合いしようとしたの。

でもね、僕の話しを お母さん全然!聞いてくれないの!!!💢💢💢


私∶じゃ何で君の お母さんは…スマホを取り上げる、って言ったんだろうね?


☆君∶お母さんの自己満足じゃないの!?僕の自由を奪うんだよ!酷い!僕は悪くない!!!💢💢💢

僕、お母さんの道具じゃない!!💢💢💢


こりゃ…本当に…フルパニックだな…。怒りと戸惑いで、思考が ご迷走モードだわ…。

しんどいわな、その状況。

加えて…君の特性を考えたら…鎮火した方がベストよね。

と思った私。ひたすらに彼の言いたい事を吐出させ、私は徹底的に聞き役に回る。

否定も肯定もしないスタイルの私に…だんだんと語尾が怒り口調から穏やかな口調に変わった頃を見計らって…ずーっと その間、考えていた問を彼にぶつけてみた。


私∶あのさ、そもそもね?毎回 僕の最大の理解者は お母さんだ!って聞いてるから、逆に聞くけど、その最大の理解者である お母さんが何故に今回 スマホを制限するって言ったと思う?


☆君∶だから お母さんの自己満足でしょ!知らんよ!💢


私∶あらそう。じゃ、私から言わせて貰うけど。君の お母さんと私は君が産まれる前からの付き合いだからね、これだけは断言してあげるよ。

君の お母さんは 何より自由を求めて何より自由を大切にしてきた人よ。そんな人が☆君にスマホを制限すると言った。それは何故?を考えてみ?


☆君∶あ………。


ヨシ!刺さった!!手応えアリだ!!このチャンスは逃さん!!!


私∶少なくとも、私と君の お母さんは本音で言い合うし、本音で やり合うよ。その時に、何故、言い合うか?を お互い考えてるよ。

じゃ無いと会話が 一方通行で話し合いは成立しないからねー。

言いたい事があるなら誰か何かは関係なく面と向かって本人に言う!が私と、君の お母さんよ。

だから☆君は私と お母さんは 本当の姉妹みたいに 性格が そっくりだー!って思うんじゃ無いの?


☆君∶本当だ…。僕、何故?は考えて無かった…。


この言葉を皮切りに…シュルシュルと怒りが鎮火した彼。

で。次に出るのは…まぁ…だろうね。である。(笑)


☆君∶どうしよう!!お母さんに嫌われたー!!!お家に帰りたいけど…帰れないー!!!

。゚(゚´Д`゚)゚。うわ~ん!!!


はい。号泣★わかり易っ!!🤣🤣


パンパンに膨れ上がる感情をガス抜きしたら君本来の姿よね。(笑)


私∶大丈夫だよ。お家まで付いて行くからね。このまま電話を繋いで、家まで自転車 押して帰ろうね。

電話だけど私は側にいるよ。


☆君∶ありがとうー!!!まりあ凄いねー!よくわかったよね!僕がヤバいって!


私∶今回 悩んだよ?思春期の☆君なりに考えて ライン電話を明日にして欲しいって言ってきたからね。

ただ、私は自分の直感を信じる!と思っただけだよー。


☆君∶僕、初めて まりあの前で泣いちゃったね♡


…えーと…何故に…そんなに…嬉しそうなのだ!?君は!!!

(・∀・;)。。。


そして…まぁ…うん。そうなるよね、自宅に着いた!と言い残し…電話 繋がったまま…切るのも忘れ…。

既に もう お母さーん!!!だろーなぁ…。

(;^ω^)ヤレヤレ。


君の その衝動性&好奇心旺盛&猪突猛進気質…。

それが裏目に出た時の恐怖たるや…を お母さんが危惧してるのが 良く理解できたよ。

私に喧嘩を売れるようになったら いつでも受けて立つさ。

もう既に…はるか昔から酒豪である事は君の周りの私をしる人間は周知の事実で、僕は まりあに お酒勝負するんだ!と鼻息荒く意気込んでるのも知ってるからね。(笑)

 

本当に…お酒で喧嘩売る相手を間違えた!!!

。゚(゚´Д`゚)゚。うわーん!!

か?

(#^ω^)💢腹立つー!

か?

楽しみにしてるよー!


私は今でも 相当な量は飲めるよ?

普段 もう お酒が必要ない環境だから飲んでないだけで。


酒乱の父親と酒豪の母親を持って ずいぶん長く 酒を凶器と憎んできたけど…。


君と お酒勝負する日が来るなら、酒豪の気質に産まれて良かったかな。(笑)

そう思わせる君の未来が 本当に 楽しみで仕方ないよ。


な、久々の喧嘩上等だ!受けて立つ!な ある日でした。


いやー、これを日常的にやるって…凄まじいエネルギーよね…。

(;・∀・)アハハ…。


頑張れー!!世の お母さん方!

そして!適度に休憩して下さいよー!せめて…寝て下さいねー!!!

と心底 感じ思った出来事でした!

(;^ω^)