
最初の時点ではまだ側葉部が一部見えているだけです。

化石がどういった形態で居るのか手探りで少しずつ慎重に削ります。 どうやら真っ直ぐで綺麗な状態だと徐々に判明してきました。

細部は残したまま、母石全体をを白く成るように荒削りして行きます。 こうする事によって化石本体が引き立って見えます。

細部をサンドブラスターで仕上げをし完成です。 出来上がった標本は綺麗に保存されたA級品質の標本でした。
こう見てしまうと簡単そうに見えたかもしれませんが、いつもこの様に完体が出るとは限りません。 大抵の場合原石を削ってみたら頭部だけでだったり、尾板だけ等、パーツだけの事が多いです。 今回の原石は他に完体が出ていた場所からの原石でしたから元より可能性は高かった訳ですが、この様な高品質な化石標本は、良質な原石を手に入れる所から時間を掛けて初めて可能になるのです。
優秀な原石屋と繋がりを持つのも優秀なクリーニング工房の条件と言えます。