Jorfの産地はJorfの町外れに有る地層が知られていましたが、アクセスの楽なその地層は枯渇してしまい、現在では殆ど何も採取されていません。
これでJorf産の化石も終了かと思われていましたが、同地層を辿って十数キロ、Kaid Erramiにも近い砂漠地帯に新たな岩盤が路等している事が発見されたのは2015年の事でした。 この画像は2016年4月に撮影した物ですが、地理的に厳しい状況と、新しい種が出るのではないかと言う期待が有る地層と思われました。
この地域には正確な地名が無い為Jorf2としておきますが(現地でも新しい方のJorfと言う言い方をします)採取された物は古いJorfと同じ様な種が出ていますが、他にも謎の新種も出ている様で、少し面白そうな産地です。
ただ画像でお解りの通り、広い地域が露頭しているわけでは無く、今のところかなり小さな産地という感じでした。
1本だけ生えている木の下に車を止め登山です。 結構な崖でした。
近くには何も有りません。 ここをよくぞ見つけたと思います。
見覚えの有る赤みの掛かった岩盤が露頭しています。
これシィファスピデスの断面です。 (Cyphaspidesはラテン語命名してありますので正しい発音は日本語で表記するならシィファスピデス、又はサイファスピデスと言う感じが本来の音に近いです。)
これも断面ですが、内部にあたる部分が結晶化している様です。