いつも風なエンジニアードガーメンツ
でも、よく見たらVカラージャケットにボタンで
テーラード衿が付いている?
パンツにまで巻きついてるし
これも同じく衿がボタンでつくタイプ
ヘリンボンスーツのインにはグレンチェックのハーフジップ
ネイビーのボア付きブルゾンのインにはジャカードニットベスト
小紋柄シャツの上には同素材の紐付きベスト
ウインドウペーンのすーつにミリタリーコート
昔のPRADAみたいなナイロンコート
アニマルプリントコートにジャカードスカート
よく見えなくて分からないけどやっぱり衿取り外しジャケットセットアップか
ウインドウペーンのチョイ悪セットアップ
シャンブレーツイルのミリタリージャケット
こういうの作らせたらさすがに上手いよね
ブラックコーデュロイのワンピ付きセットアップ
このカーゴパンツにはいくつポケットあるでしょう?
コーデュロイセットアップのインにチュニック合わせ
ホームスパンのジャケット、ベスト、パンツにブルーのチュニックシャツ合わせね
「エンジニアドガーメンツ」の24年秋冬コレクションは、デザイナーの鈴木大器が20代の時に大きな影響を受けた80年代のアルマーニやコムデギャルソンの記憶をベースにした。いつもよりデザインディテールに凝り、デコンストラクトの要素を入れたラインに仕上がっている。
特に鈴木が表現したかったのは「トランスフォーム」(変身)だ。一見普通に見えるテーラードジャケットは、ジッパーを開けて布をひねったりボタンのかけ方を変えたりすることでアバンギャルドに変身する。ピークトラペルのジャケットは襟をはずしてノーカラーにしたりショールカラーに付け替えたりと3通りに着られる。ハーネスの使い方で表情を変えられるアイテムも多い。パンツはワイドでウエストに深いダブルプリーツをとり、裾にダブルカフスをつけた。
素材はイミテーションのクロコダイルやスエードなど、かつては安っぽいと感じられた素材が今はバイヤーに受けている。柄はアルマーニが初期にやっていたような白黒の大きなバイヤスチェック、レパードなど。ウィメンズはかっぽう着風のドレスがあり、ひも開きの方を前にしても後ろにしてもいいと提案した。
ウィメンズの新ブランド「ブランク」も見せた。3シーズン目だが、卸売りは今シーズンから。野球のユニフォームから着想した、スポーティーで可愛いアイテムが揃う。ミトン付きのジャケットは袖の途中から外して半袖としても着られる。
デザイナーは、韓国生まれのヤンジー・チョウ。パーソンズでメンズウェアデザインを専攻し、エンジニアドガーメンツとトム・ブラウンでインターンをし、その後いったん韓国に戻り、2年半前にエンジニアドガーメンツに入社した。