3月にナカラから一度実家に帰り、東京のハイソなエリアの、
でもうちの周りは下町情緒溢れる町に引っ越して早2か月、
また引っ越しかとお思いか、否、新入りの住処の引っ越しである。

いざ、風呂トイレなしの四畳半から
お手伝いさん(タニシ)付き広々平屋一戸建てに

いやいや、戻るな。
いきなり戸建とか言われて落ち着かないのも
分からなくはないが、勇気を出すんだ!
よかったよかったと思った矢先、旦那さんから一本の電話があった。
旦那さん:「あ、もしもし?今から婚約者連れて帰るから!」
わたし:「は?おたくすでに既婚者ですけれど?」
旦那さん:「メス買ったから!」
わたし:「は?売春か?いやいや、メス!?増やすの!?」
旦那さん:「やってみようと思って」
・・・普段行きたい店とか、その他もろもろの調べものは
すごく時間がかかるand/orすべて私に「調べといて」と押し付けてきたくせに、
なんだその「僕仕事できるんで」的な迅速な対応は。
オスベタを購入してから1週間も経たずにメスだと?
しかもすでに店に向かっているだと?
なぜその迅速な対応と俊敏な判断力を、
その他の生活に必要なすべての事柄に対しては発揮しないのだ。
まったく旦那という生き物は謎である。
そんな一生解決できないであろう疑問を抱いたまま私はしばし家で待った。
すると旦那さんがメスを連れ立って帰宅した。
それは黒いメダカのような、3㎝ほどの小さな魚であった。
まるで舞踏会で優雅に舞っているようなドレス(尾びれ)を
纏っているオスとは対極的に、これまた地味なメスである。
孔雀のように、また他の動物がそうであるようにベタもまた、
オスはカラフルで尾びれのひらひらの形も様々であるが、
メスはまさにメダカなのである。
その数日後にはすでに他2名(匹)の入居が決まったことは想像に難くないであろう。
繁殖にはハーレムを作る必要があるという理由で。































































