お疲れ様です!遠藤工務店です!

作業時間についてですが、学校の勉強と違って区切りはありません。

当然、予定時間をオーバーする事もありますし、状況によっては短くなる事あります。

 

大体の場合は予定時間を超える方向が多いです。

 

建築に関連する作業を頼む時、「(作業と金額)どのくらい掛かりますか?」とは良く聞かれます。

 

「何もなければ○○時間ですが、開けてビックリ玉手箱だと一日かかる事もあります。金額はやってみないと正確にはわからないですが、本体と施工費は確実に掛かる」

 

これは主に故障した機械の入れ替えの時に起こりますが、見た目同じ機体で働きも同じであったとしても、年式によってブラケットの位置が違うとか大きさが違うなど微妙な変更があった場合に、配管や接続などの制限が発生したり、接続金物に不備があったり、そもそも装置に延長措置が必要だったりと、

 

「実際に作業してみないと判らない」

 

なんてのが結構あります。

たった1cmでも足りない物は足りない。

 

それは実際にやってみないと判らない。(1cmの誤差を見ただけで判れとか無理ですし、見積の際は交換後の機体を見ていないですからそこにダメがあるとは工事決定して機械を取り寄せて、仮組みした時に初めて判明する。予見出来る訳がない。)

 

例えば、ブラケットの位置をずらす必要があって、新しい機械用のブラケット取付位置には下地が無かったりして固定強度の確保が難しい。

 

その固定強度を確保するための対策までは用意していない、既存機械を撤去したから初めて判った問題などはその場での対応に迫られますが、予見外だと材料の準備からになります。

 

こう言った事が「発生するかも知れない」事を知っているため、お客様からの「作業はどのくらい掛かる?」と、「値段はどのくらい掛かる」には

 

「何もなければ」

 

という前置詞を付けます。

何かあると際限なくなる場合も。

 

逆に本当に全く同じ物の交換の場合は2時間の作業見ていたけど1時間未満で終わってしまうなんて事も。


経験値あるから見定められますし、玉手箱になっても何とか出来る知識と経験があるのでこういった作業を受けられますが、経験無い人だと「とりあえず取り付いていればよい」という対応になるのが目に見えているわけです。

 

そもそもそこに「落とし穴がある事すら気が付かない」訳で。




そんな訳で、「2時間って言ったなら2時間で完了しろ」なんて学校の時間割のような事を言う人は相手にしない感じになります。

取付は時間ではなく、

 

 

「その装置が正しく機能するために正しく取り付けする、そのための作業時間」

 

 

な訳です。
当然掛かった手間の時間は施工費増えますが、正当な物と考えます。

ちょっとのオーバーとか在庫品での対応が出来ればサービスにする事が多いですが、言っていた時間がオーバーしたから違うと言う話は作業の意味合いが違ってきます。

 

 

それは理解して発注をお願いします。

事前の工事時間や金額はあくまで目安です。

 

なお、当店の姿勢として、見積が凄くバカ高い時は、それなりのリスクが予見できた場合です。

コンクリートの防水にFRP樹脂を埋め込むとかアホな工法をした建物の工事は、万が一こちらの工事でコンクリート固定のネジがFRPを壊したりヒビを入れたら、その家の屋根全体に防水工事を再施工して保証しないといけなくなります。

そのため、コンクリート部にネジの施工は完全禁止にして、接着剤固定となると硬化時間分工事のロスと人件費の日割りが増えてしまう。

 

まあ理解されないでしょうけど、FRPを防水にしてコンクリートに埋め込んであるコンクリ部にネジで固定するとか正気とは思えませんが、凄い高い見積になりましたが、断られて良かったなと。

こういう雨漏りは全部のネジを撤去した上でシーリングしてから防水層の再構築をしないとおそらく染みこんだ雨水が永遠に雨漏りになってくるので厳しいでしょうね。

 

コンクリートって雨を通しますので、もし屋根がコンクリート製なら「防水コンクリート」ってので材料をちゃんとしたのも併用して下さい。




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