昨日の日記の続きです。
新たな疑問が生まれつつも、いよいよ楽しみにしていた俵屋宗達の蔦の細道図屏風が展示されている第二展示室の方へと移動しました。
移動途中に十牛の庭というのがあるのですが、ガラス窓越しに観ていると庭の奥に見える杉?林の枝が折れたり、木自体もまだ冬場という事もあるのかも知れないですが、何だか色が悪くなっており、「あれも去年の台風で傷んでしもたんかもしれへんなぁ(´'ω'`)」っと思いながらフと足元を見てみると、何やら小さ目のゴキブリホイホイの様なものが置いてあり、「調査中」っと上側に書いてありました。
「一体これは何の調査してはるんやろう?ゴキブリとか何か展示物を傷めるかも知れへん紙魚みたいな虫がいいひんか調べてはるんやろか??」っと疑問に思いながらも、「施設や物を守る為にきちんとこういう調査もしてはるんやなぁ」っと感心しましたね。
そんな事を思いながら歩を進めていると第二展示室に到着。
早速中に入ると、(これは常設なので何時も通りなんですが)伊藤若冲が描いた金閣寺の障壁画「月夜芭蕉図」などが出迎えてくれました。
それをしばらく眺めた後、順路に従って歩いて行くと、狩野尚信・安信の猿猴図と狩野探幽の観音図が展示されており、「これ前に第一展示室の方に展示してはって、その時は確か前に賽銭箱がおいてあったなぁ」っと以前展示されていた時の事を思い出していると、その軸の前に岩佐又兵衛の三十六歌仙画帖がありました。
柿本人麻呂や凡河内躬恒の絵を眺めながら、「あしびきの山鳥の~と、置きまどはせる白菊の花やなぁ」っと去年の秋に大覚寺(嵯峨野の方)に行って以降百人一首を少しづつですが勉強していたので歌を思い出す事ができ、「やっぱりこういう知識が少しあるだけでまたちょっと楽しんで観る事が出来るし、ちゃんと勉強しておくもんやな」っと思いましたね。
そして、また順路に従って歩を進めると、いよいよ今回一番観たかった俵屋宗達の蔦の細道図屏風が展示されていました!!
「おぉ!やっと観る事が出来た!!」っとその姿を見ただけでも感動だったのですが、基本的に金と緑青の2色だけなのに非常にバランスが良くて美しい!!
そして、烏丸光広によって書かれた歌も、作品に負けないぐらい良い字で非常に素晴らしかったです( ^ー゜)b
「やっぱりこれは観に来て良かったなぁ、これだけでも来たかいあったわ(^-^)」っと大満足で次に展示されているお不動さんにお賽銭を入れて拝みながら考えていたのですが、そこから先に展示されているものもまた凄かった(汗)
まずは砧青磁の茶碗に堆朱の香合、東山御物の「唐物小丸壺茶入」に野々村仁清のお茶椀と尾形乾山の透かし鉢、更に国宝の玳玻天目や本阿弥光悦の赤楽茶碗などの焼き物が展示されており、絵の方では「これ3メートルぐらいあるんとちゃうやろか?」っと見上げるように展示されている応挙の大瀑布図にミュージアムショップで販売されている手ぬぐいの柄にもなっている若冲の竹虎図。
長谷川等伯の息子の長谷川宗也の龍虎図屏風や、面白い所では小堀遠州が先の東山御物を書き写した「東山殿唐物肩衝覚」なども展示されており非常に見応えがありましたよ( ^ー゜)b
更に柴田是真の掛け軸の枠から絵が飛び出したように描かれている「滝桜小禽図」などもあり、最初に書いたように「相国寺ホンマ凄いもんいっぱい持ってはるなぁ(汗)」っと凄過ぎて感動や満足を通り越してちょっと苦笑してしまいましたね。
そんな訳で、展示の凄さに圧倒されつつ承天閣美術館を後にし、来る時にちらりと見た弁天さんや宗旦狐のお社にお参りした後、何時もは今出川の方に抜けて御所を横に見ながら帰るのですが、今回はふと烏丸側に抜けてみる事にして自転車を走らせると瑞春院という塔頭があり、その前に立札があったので読んでみると、なんでも水上勉さんの「雁の寺」の舞台となったお寺だそうで、雁の寺は以前読んだ事があったので、「あぁ、ここやったんやなぁ!」っと驚きつつも、かなり前から相国寺には来ているにも拘らずこの事を全く知らなかったので恥ずかしく思え、「やっぱりたまに変わった事もせえへんかったら新しい事っていうのは知れへんのやなぁ」っと行動がマンネリ化していた事を反省しながら帰路に着きました。
