京都国立近代美術館 ヴァンクリーフ&アーペル展 | fukufukuのブログ

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あれこれダラダラ&ボチボチと

 昨日の日記の続きです。

 泉屋博古館を後にし、再び自転車にまたがり移動。

 疎水の横を通って、今度は「ヴァンクリーフ&アーペル展」が行われている近代美術館まで行きました(^-^)

 


 今回この展覧会に行こうと思ったのは、勿論ヴァンクリの宝石にも興味がるのですが、先日この展覧会がぶらぶら美術・博物館で放送されているのを観て、その際に以前から見たいと思っていた清水三年坂美術館の超絶技巧で作られた作品達も展示されているのを知り、「これは絶対に観に行っとかなアカン!!」っと思った訳です。

 特に、以前自分用のレプリカ製作を始めた正阿弥勝義.さんの鯉鮟鱇対花瓶は、その後どうしても本物を見てみないと分からない部分出てきたため一度三年坂まで観に行こうと思った矢先、東京などで行われる巡回展へと旅立ってしまい見る事ができず、製作も止まったままになっていたので、今回展示されている事を知った瞬間は嬉しかったですね(^-^)

 そんな訳で、早速チケットを購入しエレベーターで展示が行われている3階まで上がり早速会場へと入って行きました。

 中に入るとジュエリーを美しく見せる為か展示室は基本的に真っ暗で、そんな中にライトで照らされた宝石が狙い通り美しく輝いていました!!

 しかし、その周りを(人の事は言えませんが)平日の昼過ぎだというのに沢山の女性が列をなし、皆でジュエリーを囲み、明らかに美術品を眺めるのとは別の熱い羨望の眼差しで食い入るように眺めており、しょうがないので人のいない所を探し、縫うようにして展示を観て行きました・・・・

 それにしても、ある程度は覚悟していたのですが、会場を訪れているほぼ9割以上が女性で、しかもかなり気合を入れてお洒落をしてきたお姉さんばかりで、Tシャツ&ハーフパンツ姿の私はかなり浮いてしまっている(汗)

 「もうちょっとマシな服装できたらよかったかなぁ(汗)」っと思ったのですが、もうどうしようもないので、せめて観る態度と眼だけは欲に流されない真摯な姿勢で観て行こうと思い見て行った次第です(>_<)

 そんな少々余計な事を考えながら観て行ったのですが、展示されているものは本当に素晴らしい!!

 デザインも良いのですが、ミステリーセッティングを筆頭とした技術面においても素晴らしく、表の宝石も美しいのですが、裏側から見た時に技術的な視点から見ても非常に面白かったです(^-^)

 そして、それらのジュエリーの間に(というか一緒に)先ほど書いた日本の超絶技巧で作られた品々が並んでおり、会場で見てみるまでは、「上手く馴染んでいるのだろうか?」っと少々疑っていたのですが、実際に見てみると、これが思った以上にマッチしており良かったです( ^ー゜)b

 そんな事を思いながら観ていくと、遂に今回一番観たいと思っていた正阿弥勝義.さんの鯉鮟鱇対花瓶が目の前に現れた!!

 


 見てみるとやはり良いですね~この花瓶(o^艸^o)

 鯉の方も素晴らしいのですが、やはり私的には鮟鱇の方が何とも言えない魅力にあふれていると思いますし、こうした工芸品で鮟鱇というのはこれ以外見た事がないので、その着眼点においてもやはり素晴らしいと思います!!

 それになんと言ってもこの加工の精度というか、もう一種の変態的なまでの技術とこだわりには堪らないものがありますね~(o^艸^o)

 前から後ろから上から下から、先程のジュエリーを眺めるお姉さん達以上の熱い視線で、ハッキリ言ってちょっと怪しい程、しばらくの間見入ってしまいましたね(笑)

 正直、これが観れただけでもうかなり満足だったのですが、素晴らしいジュエリーと工芸品達がずらっと並んでいたり、ヴァンクリの工房を再現し、ジュエリーが出来るまでをタッチパネルを操作して体験できるコーナーがあったりと、展覧会としても非常に面白く、上手く作られていると思いました( ^ー゜)b

 大満足で会場を出た後、モチロン図録も購入したのですが、シンプルながらも美しい表紙と中身で、こちらの方も非常に満足のいくものでしたよ(^-^)

 


 続いて、このヴァンクリのチケットで4階の行われている近代美術館のコレクション展にも入れるので階段を上がって観に行ったのですが、毎度思うのですが、もう企画展とかやらなくても、このコレクション展だけで十二分に人を呼ぶ事ができるんじゃないかというぐらい今回のコレクション展も展示が充実している(汗)

 モネ、ルノワール、シャガール、ユトリロ等々、海外の巨匠たちの作品はモチロン、藤田嗣治、横山大観、下村観山、前田青邨などの日本の画家達のものも充実しており、そんな中、先に書いた下村観山の鵜飼の鵜を描いた作品は阿諛を捕まえ水面に浮かんでいる鵜と、薄墨で描かれた水中で鮎を追う鵜の対比が面白く、技術的にも素晴らしと思いました(^-^)

 さらに福田平八郎の緋鯉という大きな掛け軸は、ちょうどベンチの前に展示されていたのですが、それに座りながら観ると、本当に緋鯉が池を泳いでいるように見え、しばらくベンチに座ったまま眺めてしまいましたね。

 あと、恥ずかしながら初めて知った方だったのですが、玉村方久斗さんの作品が展示されており、何故だか見た瞬間非常気に入ってしまい、ちょうどベンチの所に玉村さんの図録が置かれていたので見てみると、(またしても失礼な話ですが)やはり非常に上手く、また何とも言えない味があったので、コレクション展を観終わってから下のミュージアムショップで思わず図録を購入してしまいましたよ(o^艸^o)

 

(絵としてはバランスがおかしいのですが何とも言えない味があって、図録の中では一番気に入ってしまいました。)


 先のヴァンクリーフ&アーペル展も、こちらのコレクション展も非常に素晴らしく、また泉屋博古館の方も非常に良かったので、昨日は大満足で帰路につく事が出来ました(^-^)