ミカエル・イヴァノヴィッチ・ブリジャートン・ボルジア | 宇宙戦艦邪馬大圀

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波斯絨毯よ羽搏けアルカトラズに





属性はインテリ型の御曹司だが実体は気の弱い凡人でエリート特有の闇に飲まれたよくいるタイプだ。
確かに頭の良さそうな言動が多く、わざとオチャらけて見せたり繊細で気の効いた発言などは知性を感じさせる。
しかしいかに優秀でも集団行動が出来ないと組織内に居場所はない。
好きな事を自由にやらせてもらえた上に欲しい物は何でも与えられるという過保護に甘やかされた環境で育った影響もあるかもしれない。
当初は挫折を知らない故の蛮勇が最大の武器となったが、社会に出て生身の洗礼を受けるほど痛みや恐怖を知って弱気になっていった。
失敗の積み重ねが立派で強い成功者であるべき理想とかけ離れた劣等案で心が安定しなくなった。
根本的に競争に向かない性格でひたすら突っ込んで攻めの姿勢を続けたのは殴られたくない恐怖心を闘争心で隠そうとした裏返しに過ぎなかった。
今思えば進む道を間違えた。
結局、組織では上手く行かなくなって独立するしかなくなった。
本人としても自分のペースで黙々と研究できる環境が性に合っていたので、そういう意味では落ち着くべきところに落ち着いたといえる。