いきなりですが、皆さんはうどん派ですか?そば派ですか?
僕はうどんもよく食べていますが、どちらかというとそばが好きです。
うどんなどの麺類にコシがあるという表現がありますよね。
では、どこで私たちはコシを感じているのでしょうか?
食べ物の美味しさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚で、舌にある味蕾という部分で甘いや酸っぱい等の味覚を感じます。
ちなみに辛いは味覚ではありませんよ。
TVとかの食レポ見ていると、味のほかに「なめらかで舌触りが良い!」なども表現されていたりしますよね。
それらの表現と同様に、歯ざわりや歯ごたえというものも感じることで美味しく食べることにつながるんです。
いわゆるうどんのコシ!です。
歯の感覚でむし歯になったときの痛く感じる感覚と、歯ざわり歯ごたえの感覚をつかさどる器官は別ものなんです。
歯の触れられている感覚は、歯の表面で感じるのではなく歯根の周囲に存在する歯根膜の圧力を感じるセンサーで感じとります。
なので、よく神経をとったから歯が触れられたり、噛んでる感覚もなくなるものだと思われている方が多いですが、実は、冷たいや熱いを感じたり虫歯治療時の削られている痛みと、歯が触れられている感覚は別な為、歯がお口の中でしっかりと生えていれば、神経を処置しても歯ざわりや歯ごたえを感じるセンサーは生き続けます。
最近よく行われているインプラント治療でご自身の歯のように噛めますと言われていますが、いくら最新のインプラントによる歯科治療でも噛んでいる感覚はご自身の歯と同じようには行きません。
1本でも多くご自身の歯でしっかりと噛んで食べて、楽しくお食事して頂ければと思いますので、定期的に歯科医院でお口のケアを受けてくださいね!
摂津市千里丘 前川歯科クリニック