りさちゃんの更新が遅いので、乱入させていただきます。
部員その1です。
部員その2とともに小説を書きました。
 
 
 
晴れた日の金曜日。面白い漫画でも売っていないかと立ち寄った本屋さんで、娘の担任の先生と遭遇してしまった。気付かないふりをして、本屋を後にすればよかったのに、思わず声をかけてしまう私。気になっていなかったと言ったらウソになる。
でも、自分は結婚しているし、夫のことも愛している。何故私はこうも浮気性なのだろうか。
 
夫とは私が大学五年生の時に結婚した。一応学校は卒業し、歯科医師の免許は持っているので、週二回ほど歯医者でバイトをしている。お金はないが苦労はしていない。幸せな人生だと思う。中一の娘は最近彼氏ができたらしく、たまに彼を家に連れてくる。その彼氏が凄くいい子で、仲のいい二人を見ていると、こっちまで幸せな気持ちになってくるとともに、少し、うらやましい気持ちにもなる。そんな時だった。娘の担任と保護者面談で出会ったのは。娘を見ていて、自分も恋がしたくなったのか?もう40歳にもなるというのに?
 
 着いたのは小奇麗なアパートの一室。喫茶店で話をした後、流れでお昼ご飯をごちそうしてもらうことになったのだ。先生は結婚をしていないらしい。一人暮らしが長いのか、料理のてぎわが凄くいい。出された料理を食べながら、今まで感じたことのない、奇妙な気分を味わった。
 
 土曜日の昼ごろ。あまりにもいい天気だったため、戸田公園へと散歩に出かけた。久しぶりに見るボート。見るだけならボートは楽しい競技だと思う。500メートル付近まで歩き、そこで立ち止まってしばらくボートを見ていた。と、目の前で給水をしているシングルスカルの漕手に目がとまる。先生だ。向こうも私に気がついたらしい。ここから私の新しい人生が始まる予感がした―