6月6日木曜日。曇り。


大阪旅行の記録を書いてしまったら何だかがっくりしたような気持ちになる。

今日は眠気があって動くことも億劫だった。

大阪で2万歩以上も歩いたのが嘘のようだ。

脚だけ別人が乗り移っていたのだろうか。

夕方に漢方を飲んでおいた。

相変わらず夜中に2、3度目が覚めてホットフラッシュに襲われる。

出来ることならこの先楽しいことばかり考えていたいがそれは許されないことなんだろうか。

(何に許しを乞い何に許されるというのか)

頭がぼんやりして何が言いたいのかわからなくなってしまった。

今夜わたしに必要なのはごちゃごちゃ言うことじゃなく漢方薬だろう。

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今夜の日記に書くことが何も思いつかないので映画の感想を簡単に書いておく。

「トゥ・レスリー」という映画を観た。

宝くじで当てたお金を全て酒に使い果たしたシングルマザーの話。

アルコール依存症のせいで息子にまで見放された主人公レスリー。

彼女がお酒を断ちモーテルで働きながら遂にはダイナーを開き、疎遠になった息子と和解する姿を描く。

お酒を断つことも家族の信頼を取り戻すことは簡単じゃないだろう。

どん底の暮らしを立て直すことも、ダイナーを開くのもそれを切り盛りしていくこともまた簡単なことじゃない。

でもやり直しの第一歩踏み出すことは素晴らしい。

落ちぶれたのは自己責任ということになるのかもしれないが、そんなふうに考えてしまったらどんな映画もつまらなくなってしまう。

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