11月21日火曜日。晴れ。


眠くてやる気の出ない日だった。

全てやめて寝ていればいいものを、数日前からやろうと思っていたお風呂掃除をした。

こういう融通の利かなさもまた更年期特有のものなのかと思う。

いや性格なのか(これは多分違う)。それとも受けてきた教育のせいなのか。

天気の悪い寒い日にするのは嫌だから、今日やっておいてよかったのだろう。

どうせ自分がするしかないのだ。

その代わり明日は楽をしよう。

ちょうど夫が夜飲み会のため不在。

料理は一切しないと決めた。

その途端どっと疲れが出たような気が抜けたような気分になる。

ウトウトと眠気が出て午後は2時間くらい横になった。

眠る前に少しだけ太宰治の短編集を開いた。

鷗(かもめ)という短編を途中まで読んで力尽きた。

秋の青空と流れる白い雲を映す道の真ん中できた水溜り。

誰に何を言われようと、そんな綺麗で自由な心を持ち続けよう。

太宰治にそう言われている気がした(最後まで読んでいないが)。

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