11月17日金曜日。曇り。


お昼に母と会ったら、母が右耳に補聴器を付けていた。

一昨日補聴器のお店(病院からの紹介で)に行ったという。

とりあえずお試しで付けてみて、問題なければ使うことになるかもしれないと言っていた。

母は夏の頃から聴力が落ちてきて、暫く病院で出された薬を飲んでいた。

薬で良くなるものでもないだろうと思っていたが、わたしからうるさくあれこれ言うのも嫌だった。

聴力が落ちると認知症になりやすいとか何かで読んだこともあった。

それでも自ら進んで補聴器を付ける意思があるのだから、まだまだ頭はしっかりしているのだと思う。

わたしとしては補聴器を使ってほしい。

音が聞こえにくいという状態はやっぱり良くないと思うし、何より毎日が楽しくないだろう。

2つ付けると30万かかるというのがネックというが、生い先それほど長くはないのだからそれくらい払えるなら払えばいい。

お金など後に残さなくてもいいのだから。

そう言ったら次は、マスクが付けづらいとか何だとか言う。

今さらマスクなどどうでもいいではないか(感染予防というのはわかる)。

付けたいのなら付ければいいが、補聴器とマスクのどちらが優先なのか。

聴こえないのを我慢してマスクするとでもいうのか。

しっかりしてえな(鳥取弁)。

もっと貪欲に我儘に自分勝手に生きていかんとすぐお迎えが来るで(わたし自身にも言いたい)。

娘が母親の人生を代わりに生きるわけにはいかないのだ。

(母ならそれくらいわかっていると思う)