10月8日日曜日。曇り。

夫はウィスキーを飲むことを楽しみとしている。
その家飲み用のウィスキー数が増えてきて棚に入りきらなくなった。
そこでウィスキー(家飲み)用の棚を買おうということになった。
棚といっても組み立て式の簡単なものでいいのだ。観音開きの扉が付いているような。
とりあえずニトリに行ってみたが、これというものがなかった。しかも安くはなかった。
家具というのはこんなに高いものだったかとちょっと驚いたが、今はきっとこれが妥当な値段なのだろう。
安いものばかり求める癖がついてしまっているのだと思う。
(収入が上がらないのがいけないのだ)
その後別の家具屋さんへ行ってみると、そこには形も大きさも値段も理想的な棚があった。
セールになっていた展示品で組み立ての必要もなかった。
棚を買って帰り、さっそくリビングのテーブルに近い場所に置いた。
嬉々としてウィスキーのコレクションを並べる夫を見て、つくづく人生には楽しみが(ささやかでも)必要だなと思った。
またそのうち棚を買い替えることになるかもしれないが、それはそれで楽しみになればいいのだろう。


帰りに丸由寄って、レコードとCDを物色する。
いつか見つけたら買おうと思っていた、ビートルズのCD(中古)。
お値段1100円也。




わたしの楽しみとはなんだろう。
(こうして文章を書いていると楽しい時もある)
考えてみればこれという趣味もない。
かつて、楽しむことを封印し楽しもうとする気持ちにブレーキをかける自分がいた。
おかしなことだと思う。