9月20日水曜日。曇り。


経済にはとんと疎いので、地価が上がるとか下がるとか聞いてもよくわからない。

へえーと思うだけで、それ以上思考が広がらない。

今住んでいる場所の地価はいくらくらいなものだろう、と少しは気になったりする程度だ。

新聞には、全国的に地価は上昇しているというようなことが書いてあった。

でも鳥取では殆ど下落しているらしい。

そりゃそうだろう。人だってあまり歩いていなくて街は寂れて閑散としている。

昨日夫は日帰り出張で東京へ行っていた(飛行機を利用)。

帰ってから、電車に乗る時切符を買っていたのは自分くらいだった、などと自虐混じりに話していた。

途中どこかでとても大きな穴を掘る工事しているのを見かけたという(何の工事かはわからない)。

田舎ものには大都会の工事現場でさえ珍しく、そして圧倒されるのだ。

夕方、東京駅の近くの建設現場で大きな事故があったというニュースを見たところだった。

クレーンで吊り下げていた鉄骨が落下して何人かがお亡くなりなったという痛ましい事故だった。

新聞にも記事が出ていて、その事故は再開発地区の建設現場で起こったと書いてあった。

もう十分に大都会で何もかも全てが揃っているだろうに、まだ更に再開発するのだな。

すごいことだなと思う。

一体どういうものが出来るのだろう。わたしの乏しい想像力と田舎ものの鈍い感覚では全くついていけない。

電車が5分毎くらいにやって来るのだと、夫は田舎とのスピードの違い(というのか便利さというのか)にいたく感心していた。

地方では廃止になるローカル線や路線バスがあるし、今後それは増えるのではなかろうか。

現在も未来もことごとく極端にいびつで、色んな意味ですごいことだなと思う。

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