4月19日水曜日。曇り後晴れ。

父の誕生日(5月5日)に毎年ちょっとした皿盛り(オードブル)を注文する。今年はどこに頼もうかと考えて、わたしの家からわりと近くにある仕出し屋さんに頼むことにした。

ちょうどその日は子ども日になるが、まだ日にちもあるし余裕だろうと思いながら電話をしてみる。するともう注文がいっぱいで、予約の受付は締め切ったと言われてしまった。その前後、3日から6日の連休に人が集まっての会食が多いということだろう。電話に出られたお店の方もそういうことを言われていた。

7日ならいけると言われ、電話口で暫し思案していると、お店の方が皿盛りひとつなら何とかなるだろう(なんとかする)と5日の注文で受けてくださった。これはもう7日で妥協するしかないと思っていたから、お店の方の寛大で(いい意味でのいい加減さというか)柔軟な対応が嬉しかった。

というそれだけのことなのだが、そのお店の方(女性)のとても明るく丁寧な中にも親しみのある(馴れ馴れしいというのではない)口調がとても印象に残った。このまま電話を切らずに世間話ができそうな感じさえした。

最近は電話で話すことがほとんどなくなったというのもあって、電話のやり取りで気持ちが和むというのは久しぶりのことだった。



わたしの家ではまだ固定電話を引いている。

めったにかかってくることはないのだが、たまにかかってきた時は心臓がドキリとする。

誰かが死んでしまったことを知らせる電話ではないかとう気がしてしまうのだ。

固定電話を使うことが減ってからよけいに電話(かかってくるのが)が怖くなったように思う。.....臆病にも程がある。