メルマガのお知らせ&『私が受けた人種差別』をお届けします。
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Vol.75
・はじめに
・スイスの老舗菓子店の美味しいごはん
・トルコ旅行記 〜想像と違った観光地〜
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『ojoの笑えるスイス生活』
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先日、着替える洋服を渡すとタマオがこんなことを言ったんです。
「ピンクのお洋服は幼稚園に来て行きたくない。みんなが女の子って笑うから」
と。
・・・男の子用のピンクのポロシャツなんだけど。
色で性別を分けるって意識、いつから始まったんですかね。。。
好きな色やデザインを、性別を意識することなく着れる日が来たらいいのに。
最近では、アメリカで起こった黒人男性と白人警官との間で起こった恐ろしい事件がありました。
このことで、「肌の色」で人を分ける人種差別の問題が大きく取り上げられています。
私も黄色人種かつアジア圏外で生活しているので、他人事ではありません。
お恥ずかしい話ですが、スイスに来るまで、私にとって「人種差別」というものは、あってはならないものという認識はありましたが、それは教科書やドキュメンタリー番組を見て思っていた事。
日本人として島国日本で育った自分は、生活の中で人種による差別はされた経験がありません。
しかし、スイスに来てから、おそらくアジア人であるからであろう差別を白人からされたことがあります。
何もしていないのに、邪険に手で払われ「あっちへ行け」と言われたり。
スーパーに行けば、「こっちから回るな!あっちから行け!」とシッシとするゼスチャーを取られたり。(スーパーにそんなルールありません)
・・・言い返しましたが、「行け!」と怒られ。。。
タマオをバギーに乗せ、ペマコの手を引いて電車に乗った際、遅れて乗った女性に気づかずに「開」のボタンを押して待ってあげる事が出来なかった結果、ブチ切れられ、怒鳴りあげられ、乗車中ずっとにらみつけられ。。。
・・・子供達に危害が及ぶといけないと思い、女性の動きから目を離さないようするのが精いっぱい。
もしかしたら人種差別ではなかったのかもしれませんが、対等な人間としての扱いを受けていないという点で、きっと私がアジア人だからかな。。。と感じたのです。
・・・卑屈と言われたらそれまでですが。
「もう日本に帰りたい。。。」
日本にいた頃は、自分の生活の中で人種差別に遭って泣くことなんて想像できなかった。
あったとしても、旅先でちょっと嫌な思いをするぐらい。
自分が経験しないとその辛さは分からないものですね。
ところで、「チン・チャン・チョン」という言葉をご存知ですか?
「チャン・リン・シャン」(ちゃんとリンスしてくれるシャンプー・ソフトインワン)じゃないですよ。
「チン・チャン・チョン」は中国語の音の響きを馬鹿にした、(中国人だけでない)アジア人蔑視の言葉。
またお恥ずかしながら、スイスに来た当初は知りませんでした。
そのため、以前に書いたブログ記事を遡ると、まったくもって呑気な私の様子が綴られています。
(当時の記事はコチラ)
クラスメイトもバカにしてやろうという気はなかったのかもしれません。
私自身も「中川礼二やタモリの外国語のモノマネ」ぐらいの感覚でいたのでしょう。
その言葉に意味があることを知ったのはそれから数年後、子供が生まれてからの事でした。
つづく

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