今日も前回に引き続き抜歯のお話。
(前回の記事はコチラ )
取りあえず腫れてる歯ぐきを切開し、中を消毒する処置をすることになった私。
「麻酔注射」「切開」という言葉だけで、気が遠くなりそうな私をよそに処置が始まりました。
その時間わずか5分程度。
・・・それでも私にとっては永遠とも思える時間でした。
処置後先生から、
「今度は3週間後に来てください」
「麻酔は2,3時間効いていますから、麻酔が切れたら痛み止めを飲んでください」
等の指示が。
早く治療室を出たい私は、礼を述べて病院を後にしましたが・・・
・・・ちょっと待って!
早く親知らずを処置してしまいたいのに三週間も待たないといけないの?!
抜歯するまでの期間が長引けば長引くほど、その恐怖は増していきます。
病院に行く前にネットでいろいろ調べてたんですけど、歯ぐきが腫れている人でも腫れを引かせて大体1週間後には抜歯してる人が多かったんです。
「どんだけ人を待たせんだ!!このお待たせ野郎!!」
(いつも以上に乱暴になっている私を許して下さい)
とプンスカしていると、ジワジワと切開したところが痛み始めました。
「2,3時間麻酔が効く」って言ってたのに、病院を後にしたものの5分で切れ始めた麻酔。
・・・このヤブ医者め!!
急いで薬を飲むも即効性なし。
(効いてきたのは1時間後!)
目の前がクラクラする痛さです!!
歩行困難になりながらも、
「あの歯科医は人が痛がるのが好きなヘンタイなんだよ!」
「三週間も待たせるなんて、よっぽど怖がらせたいに違いない!」
「大学病院は患者をモルモットと思ってんだよ!」
等々、根拠のない恨み節を連発。
(【再】 痛みのため、いつも以上に乱暴になっている私を許して下さい)
しまいには、
「私はスイスの病院に、いや、スイスに殺されるんだ!」
(親知らずごときでここまで言うのもスゴイな・・・)
と大爆発。
これじゃあ、
「マリコさんはちゃんとしたご飯も食べさせてくれない!わたしゃ、嫁に殺されちまうよ!」
と、同居中の嫁の悪口を言う姑そのものです!
とうとう付き添いのダンナ様に、
「そんなヘンなお話するのはやめてよ!」
と注意されてしまいました。
注意されてもまだ怒りがこみ上げる私。
頭に血が上りっぱなしです!
きっと、怒ることによって血液がめぐり過ぎ、痛みが増しているに違いありません!
家に帰って手洗いをしようと鏡を見ると・・・
「ひぃぃぃ!!」
そこには、ついさっき人を食って来たかのような私の姿が。
・・・診察台に1時間以上も寝転がったためボサボサになった髪、怒りの為に目は釣り上がって血走り、唇の端には処置の時についた血のりがべったり!!
私、こんなホラーみたいな姿でチューリッヒの街を歩いてたの?!
ダンナ様に
「どうして教えてくれなかったの!!」
詰め寄ると、
「だって…いつも横にいたから、お顔が見えなかった」
とのこと。
ダンナ様を吊るしあげる前に、自分の事を反省しないといけないのでは?
・・・と、1時間後に痛み止めが効くと、急に恥ずかしくなった私なのでした。
そんな騒動があった三週間後、また大学病院へ・・・
つづく
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※抜歯でショック状態に陥ってることが予測されるめ、予約投稿させて頂いています。
よってコメント欄も閉じさせて頂きます。弱っちくてすみません・・・