WEB内覧会の続きです
リビングとダイニングキッチンの境界線に
設置した格子建具。
木工屋さんに作ってもらった
オリジナルデザインです
出来得る限りの高さで造ってもらったのですが
高さがあると湾曲もしやすいので
横桟もデザインで組み込んでもらいました♪
見る角度で印象が違うのもまた
日本伝統の素晴らしさだなぁ・・・
中は障子ではなく乳白のワーロン素材です。
昼間も美しいのですが、夜には
ワーロンから透過した光が
これまた美しい
3枚引込戸になっているので
片側に寄せればダイニングキッチンと繋がって
より一体感はでるのですが(キッチン側から↓)
個人的には
この両サイドに引き分けた雰囲気が好きです
(個人的な好みなので関係ないけどw)
襖や障子など開閉によって
広さを調整するという日本の空間の作り方は
海外にとっては驚きの考え方と言われています。
この日本の気候が無かったら
海外のお家のように全てがOPEN開口で
繋がっていく空間の歴史がまた
生まれていたのかもしれないですね
日本人の技術や手先の器用さ
表現力など、こうやって改めて
日本の古い歴史を経てもなお
受け継がれてきたモノの魅力は
計り知れないな・・・と思うのと同時に
その需要や技術的な職人さんの減少など
今のニーズの方向性に寂しさも感じます
ただ、本当に日本建築の中で
昔の人々が考えた
この気候、風土を考慮した素材の使い方
表現力や知識や知恵は素晴らしいし、
時代を越えてもなお
受け継がれるそれらを思うと
日本の良さや威力を痛感します
今は建材でもこういう商品も増えてきたのですが
このM様が住まわれて時間を経た
障子の組子のなんとも言えない
無垢の色合いを見ると
やっぱり職人さんが造ってくれた
無垢材の建具の美しさを感じずにはいられません
この素晴らしさをまた
伝えていく仕事でもあるので
自分なりにまた表現していけるように
勉強できたら良いなと思います
ということで
障子の向こう側
ダイニングキッチンへと続きます
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