GW2日目
名古屋の犬山にある明治村へ
本物の明治建築を保存展示する野外博物館で
明治時代の洋館、文化財日本家屋が
建ち並びその間を当時のSLや京都市電が走ってて
とにかく広大!
かなり広いってことだったので
コレとアレを見れれば良いかなぁくらいに
思って行ったのだけど
入口から入ってすぐから
え?こんなリアルでどれもこれも
凄い迫力なの??ってビックリ・・・
(昔行ったリトルワールド的なのを勝手に
想像してましたw)
むしろ全部見たくなってくる
働いてる人もみんな明治時代の服や袴
ドレスだったり世界観もすごい・・・
凄い興奮してる自分に気づいて
あれ?私やっぱり建築好きなのかしらって
(↑ちょっと離れたいと思ってたはずなのにw)
そしてもともと見たいなぁって思ってた
芝川又右左衛門邸へ
阪神淡路大震災を機に明治村へ寄贈された
大阪の商人の別荘で明治村では一番新しいそうです
偶然にも建物ガイドの時間だったみたいで
ラッキーな事に内部に入って見学できることに
(和の照明なのに異国情緒を感じる不思議)
当時、欧米で流行だったアール・ヌーボー様式を
日本で初めて取り入れた武田五一設計。
もうね、
「洋の中に見る和・和の中に見る洋」
って表現の通り
和洋折衷をこんな表現できるんだって感動
(↑HPよりお借りしました)
このエントランスの壁は漆喰に1つ1つ職人さんが
模様を付けて
その上に真鍮を塗装してあるんですって
これやりたいって言ったら
あの優しい清水さんが激怒しそう(笑)
このエントランスだけでも
ドアのガラスデザインが台形だったり
欄間もステンドグラスだったり
このステンドグラスも昼間はこのように
光を通して色彩豊かなんだけど
夜になると真鍮のラインが浮き立って
線画のように見えるように工夫されてました
もうとにかく1つ1つにドラマがあって
(↑HPよりお借りしました)
洋の造りなんだけど天井や腰壁は
網代と葦簀(よしず)で数寄屋建築表現だったり。
至る所にある照明も
全部設計した図面が飾られてました
お風呂の天井にも
手作りの換気扇があったり
手摺も格子も本当に1つ1つ拘っていて
なんだか職人さんたちの手間や技を感じて
個人的にはただただ感動の連続
2階には
素敵な和室もあったり
そうかと思えば押し入れを開くと暖炉があったり
景色も最高。
ちなみに欄干に♡マークがいくつかあるのですが
(照明の下にも♡)
こちらはハートではなく猪目(イノメ)と言って
日本古来からある図柄の1つで
イノシシの目を意味していて魔除けとして
使われてきたそうです。
♡の概念が変わった・・・
他にも
使ったことは無いけどなぜか懐かしいって思う黒電話w
これは部屋に居る人が用事がある時に
呼び鈴を鳴らすとその部屋番号が表示されるという
便利機器。考えた人凄いなぁ・・・
どれもこれも素晴らしくて感動だったけど
空間のあらゆる場所がとにかく細かく丁寧で
工夫もあって表現も豊かで
時代も背景も状況も全く違うんだけど
同じ建築をやってる自分どうよ。って気持ちが
ただただ押し寄せるようなそんな感覚。
そして改めて人の手ってやっぱり凄い。
ガイドを聞かせてもらえたおかげで
なんだかこの建築だけでも来た甲斐あったって
思えた程だったんだけど
とにかく他にも本当に一杯
あらゆる国のあらゆる建築を堪能できちゃう
日本の明治の建築ゾーンには
歌舞伎座もあったり駄菓子屋さんもあったり
射的や昔の床屋や病院とかタイムスリップ状態w
硝子製造所の中には
(↑写真お借りしました)
ガラスショップやデンキブランバーもあったり。
(アイス食べたけど凄い濃厚で美味しかった)
色んな場所で色んなテイクアウトも売ってたり
(暑かったから冷たいきしめんが最高でした)
広場ではイベントしていたり
1日で世界旅行とタイムスリップできる感じの
素敵な場所。
ちょっと写真多めでまとめベタなので
感動した場所はつづきで・・・
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